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お教室へ通うことに。文章アドバイスも。

社会人文芸サークル、みたいなところには以前から参加している。

そこでも一応講師はいて、それなりに批評もくれるのだけれど、どうも上達は難しいな、と思っていた。行けばそれなりに楽しいし、月に一度のことだし、同人に書いたものを読んでもらえて、感想も直接聞かせてもらえるし……と、なんだかんだとかれこれ一年以上通っている。

しかし「ぬるま湯に浸かったままでは、だめである」と、本格的な文章教室を探すことにした。

条件はふたつ。

通いやすいこと。学んでいると実感できること。

郵送の添削講座でも良いのかもしれないが、通うことで締め切りができるということが大きい。私は、なまけものなのだ。

そして、受講先を決めた。

少々お金はかかるが、パートで稼いでいるから良いのだ。自分で稼いだお金で趣味を買うのだ。

現在、全六回のうち、二回が終わった。うん、良い感じ。とても具体的でわかりやすい。文章テクニックってあるんだよなあ。

こんな、ヘタレライターの私だというのに、

なんと月イチ連載エッセイの来月のお題に「文学賞応募者へのアドバイス」を依頼されたのである。

少しばかり「悪い冗談のようだ」と思ってしまった。

困った。何を助言したら良いのやら。

強いて言うなら、よく言われることだけれど「嘘の中に本当を入れる」ことだろうか。小説はフィクションだけれど、全てを想像だけで書くと、下読みさんや審査員は「読むプロ」なので見透かされる。例えば私の受賞作の中でヒロインが感情を爆発させるシーンがあるのだけれど、その心の動きは私の体験だった。事実を書くのは厳しかったけれど、読み手の心を動かすのに、私の技量では本当のことを書くほかなかったというか。

ついでに考えてみよう……あとは何があるかなあ。

今、教室で教わっているのはテクニックだから、助言というには細かすぎる。

他には……プロット? これは言うまでもないだろう。起承転結。書いているうちに転がるとはよく聞くけれど、ラストは決めておいたほうが絶対いい。決めずに書き始めると、書き切れないで終わると思う。

あとはなんだろう。そうだなあ。取りあえず、書く。句読点や改行や、台詞や場面や文の乱れとかそういうのは全部、後回しにして、書き切ってみる。そして、見直す。見直しながらどんどんそぎ落としていく。落としながら、説明が足りないところを、足していく。

終わったら、見直す。とことん、見直す。正直私はこれが一番辛い。見直しを繰り返すので、自分の書いた文章に飽きてしまう。

飽きるので、できるだけ「寝かし」の時間を作ることにしている。すると少し新鮮な気持ちで読めるので、文章の「不味い」箇所も再び見付けられるのだ。ただキリがないので、これも辛い。どうしてこんなに下手なんだろうと、いつも悲しくなる。

まあそれなので「お教室」に通うことにしたのだけれど。

アドバイス、お役に立ちそうでしょうか……。

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