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何でもない仕事、それが大切

大熊玄「はじめての大拙」を読みました。

私が選んだポイントは以下の3点。

①生活が美術作品になる
→禅者は人間生活そのものをもって、一種の美術作品に仕える。

②何でもない仕事、それが最も大切
→何か人の目を驚かす、というようなものでなくてよいのです。日々の仕事をやることが一番です。

③霊性とは生命
→大地と自分とは一つのものである。大地の底は自然の底。大地は自分である。

私の感想

上記①について
日々の暮らし、仕事を平凡に生きていく。身体の動き、仕草を自分なりに研ぎ澄まして、仙骨を立てて暮らしていく。その生活そのものが美術作品のように、私らしく研ぎ澄まされたものになる。私が理解した、禅を生きるイメージです。

上記②について
仕事で成功したと言えるには、みんなが驚くほどの売り上げを上げることだ、と?
講演や出版ができるような人になることが素晴らしい、と?
それができないと価値がないように私は思ってきた自分に気づきました。
何でもない仕事、それが大切。大拙さんの言葉を胸に刻みます。

上記③について
大拙さんの著書「日本的霊性」が読みこなせなかったわけですが。霊性とは生命だ、と。大地と自分はひとつのものだ、と。まず、そこから理解してみます。

自分と自然を一体に捉えられるようになって、平穏な毎日を暮らしていく。
成功や幸せを得ようと焦らず、事実をそのまま受け取って、平穏に、平凡に生きていくのが禅なのかも知れません。

ありがとうございました。

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