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阪神はドラフトでチームを蘇らせた

小関順二「挫折と覚醒の阪神ドラフト20年史」を読みました。

私が選んだポイントは以下の3点。

①金本監督の超変革
→ドラフトですぐ使える便利屋のような選手を多くとる球団の体質が生え抜きが育たない原因。盗塁王、4番打者、エースになれる選手を取ろうとフロントに伝えている。

②金本メソッドを継承
→金本監督以降、阪神のドラフトは一変。一位指名は4番打者かエースになり得る投手と基準を定め、「何となく即戦力」という選手は指名しなくなった。

③スタメンに名を連ねたドラフト一位たち
→日本一になった2023年。スタメンには、近本、大山、佐藤輝、森下というドラフト一位が並ぶ。

私の感想
阪神が強くなった要因がよくわかりました。
岡田監督の選手起用が取り沙汰されますが、それだけではないんだ。金本さんのおかげなんだ!

本書で詳細を読むほど、ドラフト(新卒採用)の重要性がよくわかります。組織を任せられると、人事やマネジメントをよくしようと思いがちですが、素材の良い人物を新卒で取って育てることが中心だなあ、と改めて思います。

阪神を強くしたのは、採用方針の転換でした。

ありがとうございました。

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