65歳以降も働くのが当たり前になる
北村庄吾「人生を左右する お金のカベ」を読みました。
私が選んだポイントは以下の3点。
①扶養の範囲で働くのか、社会保険に入るのか。
→103万円のカベ
扶養の範囲で働く妻がパート時間を増やして手取りが減るケース。
家族手当がもらえなくなったりする。
106万円のカベ
501名以上の会社に務めるパートは、年収106万円以上で健康保険と厚生年金保険に加入しなければならなくなる。
②年金は67歳支給開始になるのは確実
→少子高齢化で公的年金制度の維持が難しくなる。さらに、国は65歳定年制を実現させようという動きをしているから。そうなれば年金は70歳支給開始ということになっていく。
③60歳以降継続雇用の給付金
→60歳以降の継続雇用デ少なくなった給与を補う為に国が給付金を用意している。
○高齢者雇用継続基本給付金
60歳以降の給与が60歳時点の75%未満であることが条件
○高齢者再就職給付金
失業保険を受給している60歳以上65歳未満が再就職して、退職前の75%未満に下がった場合に受け取れる
私の感想
上記①について
扶養の範囲で働く人が減って、現役世代は共働きが増える流れだなぁ、と思います。
狭間に入る人は扶養内に留まるのか、社会保険に入るのか、単に目先の手取り額だけでないメリットデメリットが分かるようにしておきたいものです。
上記②について
年金支給開始が遅くなる流れは何となく感じてはいましたが、北村先生がズバリ予想してくれていました。私は今51歳ですが、65歳以降も働いているのが当たり前になりそうだと思いました。
上記③について
国も65歳まで働きやすいよう制度を上手く作っているなぁと改めて思いました。社労士の勉強で雇用保険で学んだ内容がつながって、凄く納得できました。これらが65歳以降にもシフトしていくことになるんだろうな、と感じます。
社労士の勉強で学んでいることが世の中の大きな動きと繋がって考えられて、面白かったです。
ありがとうございました。