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虫の声

秋になったなぁと思うのは夜半から朝の虫の声ですね。9月の頭はまだ蝉の声で朝目が覚めたが、いつしか秋の虫が優勢に、そのうち虫の音も消えて冬に向かうのだ。
タイトル写真は「スィーッチョン」のウマオイです。

秋といえば、月とか紅葉とか目から秋を感じたり、栗やキノコ、果物など胃袋で感じることも多いが、やはり夜半、真っ暗な中、虫の音で感じる秋は格別だと思います。つい五感の中でも「聞く」という扱いを雑にしてしまっていることに気が付きます。

先週盛和塾の流れを汲む「心を高める、経営を伸ばす 世界大会」というのに参加したが、経営体験を話される中に、横浜の方だったが「稲盛さんの講和をただ聞く勉強会」をされていると聞きハッとしました。

稲盛さんは書籍や機関紙など沢山残していただき、また講和のCDも沢山ある。さらにネットで学べる動画もふんだんにあり、塾長亡き後、学べる大きな知恵の蔵を残していただいており、本当に感謝にたえない。
ということは、知恵の蔵をあけて、そこから学ぶ側の姿勢こそが大事だと言う事になるのではないでしょうか。

振り返って考えるに、私は稲盛塾長の講話をどういう姿勢で聞いていただろうか、車の中で運転しながらCDをかけて聞いていたというのが一番長かったと思う。
確かに耳は講話に向いていたが、目と手足は当然運転に向いていた。つまり心と頭を100%塾長の言葉に向いてはいなかった。
動画も、著者、機関紙も本当に100%集中して取り組んでいただろうか?
否!これに気がつきました。

秋の夜半虫の声が秋の本質を悟らせるように、何もせず、耳と心だけ講話に向けねば。
よく禅で言う「只管打坐」ただ座る、そこに本物が現れる。全く同じことなのではないでしょうか。

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