不倫とパターナリズム

このところの広末氏の騒動ですが、どうなんでしょうか。
テレビドラマでは不倫関係のものが人気と聞きます。私は見てないけど
フィクションはいいけど、現実はダメ?ともに第三者なのに…

まあ私は広末氏は昔から好きな俳優じゃないし、実際彼女が出る番組はほとんど見ないので、さらに彼女がどうしようと、何ということはありません。
私が考えるに、彼女は最初から「可愛い」という立ち位置で売ってきたのですが(私は可愛いと思ったことはありません)、なんといっても彼女には私が女優として不可欠と考えているコメディエンヌの素地が感じられません。
彼女だけではありませんが、若い頃は可愛いで勝負しても、年とったらそうはいきません。
一方コメディエンヌが出来る人は芸幅が広がりますから、私は若い女優が長く続けるためにはこれが必須だと思っています。実際、男女問わず可愛い、カッコいいで売ってきたタレントさんは年をとると無残なものです。
男優もいつまでも綺麗、カッコいいで勝負なんかできませんよね。このジャンルは次から次へとイケメンが登場するから、オジサンになったら淘汰されるばかりです。


そういえば広末氏は、CMや映画から下ろされて大騒動のようですが、今年の朝ドラにも出てませんでしたっけ?確か主人公の早逝した母親役だったような。NHKは火中の栗は拾いに行くそぶりもありませんが、もっと炎上すると、NHKも腰を揚げざるを得ず、彼女はもう回想シーンでも出てこないのだろうと思います。総集編のまとめドラマや再放送はどうするのでしょうか。

もちろんお相手の鳥羽氏は、私も大好きなETV「今日の料理」の「強火で行こうぜ!」での、土器との掛け合いを楽しく見ていましたが、今回はおいたの火が強火過ぎて炎上したということでしょうか。
そういえば、彼もこの3月からは登場が減るとかで挨拶があり驚きましたが、もしかしてその頃には見えない所で文春が燃えていた臭いをNHKが嗅ぎつけていたのかもしれませんね。

いずれにしても、広末氏の作品の取り扱いから考えると「朝ドラ」の再放送も難しいだろうし、「強火で行こうぜ」も見れなくなるのでしょうか。

でも冒頭に書いたようにフィクションならいいけど、現実はダメっていうのはどうなんでしょうか。
背景には夫婦のあり方が変わってきているのに(ドラマでは先んじている)、現実には従来の立場にこだわっている。いわゆる「家」の意識にがんじがらめ、そう見えます。

LGBTQ理解増進法の馬鹿馬鹿しい「多数派配慮」も結局は「パターナリズム」というか「家父長制」にしがみついてる政治家のたわ言でしょう。

もう家庭の家父長制は崩壊しているし、家父長制を模した政治機構も崩壊中。信じているのは崩れゆく家父長制の幻想にしがみついた政治家と、文鮮明教祖や池田大作氏、あるいはそれ以外の宗主を「父」と仰ぐ宗教組織。もちろん天皇家を掲げる日本会議も同じでしょう。

でもその家父長制、パターナリズムは既にフィクションの世界であって、現実は違う。

広末氏のパッシングを見るにつけ、本音と建て前、フィクションと現実がまるで重なるかのような幻想があるかのような振る舞いにウンザリするのは、自分は多数派というパッシングする無責任な野次馬とLGBTQ法律を通した「自分は多数派」と言う傲慢な議員たちが重なるからです。

文春にあるような「ラブレターのやり取り」には昭和の香りがして驚きますね。私としては二人には興味ないけれど、ドラマを地で行くように中年の純愛を貫いて家父長制を揺さぶってほしいな。

しかしラブレターが公開されるとはね、読んだら捨てろや!
この呆れた漏洩も首相公邸でのおぼっちゃま秘書官の一族忘年会写真の流出にも重なりますね。

ということで、こちらの方は確信犯の二人の猿芝居で流出させたのじゃないかと思うのですが。あるいは不倫された二人のお相手(キャンドルor鳥羽妻)が流したのか…

なお第三者の皆さん(多数派)には関係ないことですが、本日は、私ら夫婦の32回目の結婚記念日です。

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