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給食

学校の先生は教えることが本来の業務であることは間違いありません。付帯して生活指導等もありますが、それ以外の業務が多いと感じたことがあります。
それはこの給食費の関係です。

私は20年くらい小学校で平和教育の一環の事業のお手伝いをしていました。その中の経験です。
担当の事業が終わり、職員室で担当の先生とお茶を頂きながら振り返りの話をしていました。
すると教頭先生がある先生(若い女性の先生でした)を呼び、話すというか叱っているのが聞こえました。もちろん教頭先生は着席で、その前の先生は立ったまま。

「○○君の給食費の集金はどうなってるの?」
「昨日も家に行きましたが、不在で」
「何時に行ったの?」
「19時頃に伺いましたが…」
「その後は?」
「行っていません。」
「電話は?」
「9時頃かけましたが出られなくて」
「じゃあ、また行きなさいよ」

と今ならパワハラですわ。恐らく教頭先生も教育委員会から盛んに催促されていたプレッシャーがあったのでしょう。

これはとても印象に残りました。話をしていた先生に「大変ですね」とコッソッと言うと、目くばせで「そうなんよ…」という雰囲気を返してもらいました。それが確か15年くらい前の出来事だったと思います。あれからほとんど進捗していないんでしょう。

あの時、学校にこういう関連(雑務とは言いませんが)の専門の職員を置かないといつまでたっても先生は本来以外の業務に振り回されるな~と思ったのです。
とはいえ、市の職員は削減の方向ですし、特にこういった集金担当はが大変なことは税金の未払いの督促で苦労しているで聞きますからね。水道料金なんかも自治体によっては外部委託していると聞いたことがあります。

ただ、給食代は無償提供にすればいいのじゃないかと思うのです。恐らく支払いを渋る家庭であればあるほど、そこの児童は食事をしっかりと補助しなければ。


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