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火を吐くドラゴン

元旦から大変な出来事が続き、正月気分とはなかなかなれません。
元旦の能登の大地震、2日の羽田の日航機と海保機の事故、昨日は小倉駅前の大火。
被害あった方々は大変だったとは思いますが、あれだけの規模にしては思ったよりお亡くなりになった方が少なかったという印象です。

他にも事件や事故はあるのでしょうが、この3つに共通するのは「火」です。輪島市での朝市通りの大火、羽田の燃え上がる機体、小倉の鳥町の大火。今年は辰年、辰のイメージは龍神なので水にちなむ感じを持っていますが、どうやら火を吐く龍なので西洋のドラゴンの辰のようです。
ガザやウクライナではまさに火を吐くドラゴン、ミサイルが毎日暴れ回っていますが、日本にも飛んでくる示唆かもしれません。
辰年は変化の年廻りとは思っていましたが、まさか災厄の年とは考えてもいませんでした。
それだけに突然現れる災難に対しては平生の備えしかないのでしょう。
日航機も御巣鷹山以降、安全に対する意識が整っていたことは、私の経営の師、稲盛和夫氏がJAL再生に携わった時の話にも出ていました。格安航空会社は大変結構ですが、こういう万一の事故に対するそな、準備に対する費用をコストと捉えて削減した格安でないことを祈ります。

そういえば20年くらい前、私の喘息を見ていただいている呼吸器のお医者さんは、長年被爆者健診に携わっている方で、南米の健診に何度も行かれた方。その先生とひょんなことから航空会社の話になりました。
「私は海外に行く時は必ずJALにしています」とのことで、その理由は
「海外で困ったことか起きても大使館は役に立たない。紋切り型のお役所仕事。そんな時最も頼りになるのかJALというのは何回も経験済み。だから私はJALを安全と安心で選んでいる」
とのことでした。もちろん安いことはありがたいですが、利用者はそれにしっかりとした安全、安心が含まれているかを見極めねばなりませんね。

昨年末に下関、門司から小倉を旅したことはアップしましたが、小倉ではおせちの食材探しに旦過市場に行きましたが、こちらは一昨年大火で一部プレハブの一郭がありました。それか輪島の朝市に重なりましたが、輪島の大火は規模からして旦過の比ではないようです。再建、再興は荊の道でしょうか。
私は50年以上前になりますが、高校時代に友人と岬めぐりのイメージで能登半島のユースホステル旅行をし、輪島にも行ったという記憶が薄っすら残っているだけに、少しずつ前に向いて欲しいと願うばかりです。

最後は小倉の鳥町。旦過市場を出て小倉から新幹線に乗る前、遅めの昼メシをこの界隈にある「焼きうどん」の店で取りました。今回の火災現場からは離れていますが、あまり道が広くない密集した一角だった印象があります。

今日は4日、被災地や関係者の方々は大変な三が日でしたが、我々にとっては重要な教訓、一年の初めに心しておくべきことです。

タイトル写真は小倉の焼きうどん屋さんで求めた「追いソース」。トロッと甘みがあります。

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