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「なんとなくリミッター」ドミノ倒し

先週末は金曜日にRRRを見て興奮し、土曜日はサンフレッチェのルヴァン杯決勝で興奮し、日曜は仲野麻紀さんのライブで興奮するという週末でした。

サンフレッチェはその後何度もビデオを繰り返してみては感慨に浸り、仲野さんのCDを聞いては世界観に浸っておりました。

で、RRRはなんとかIMAXに行こうと思いつついけないのですが、忘れないように書いておきましょう。それはエンディングの歌と踊りの所。

マサラ映画ならではの楽しいものなのですが、まあ私がこれにあわせて踊ろうとしても、早々に複雑骨折必至ですわ。どうやって踊っとるのかな?普通に踊ったものを早送りしとるんじゃろうか?そう思う位のスピードでありました。

その中でもインド国旗のようなカラフルな旗が振られますが、あれはまだイギリスからの独立を達成していない1906年に、「国旗」として独立運動家の間で使われたものだそうで、中央には「ヴァンデー・マータラム(母なる国を讃えます)」の文字が入っています。

その踊りの背景に何人かイメージが描かれます。この映画はインドの独立運動のことを背景としたものなので、恐らく独立運動の志士、革命家なんだろうと思いますが、分からん…。日本の明治維新の志士みたいな感じだろうから、坂本龍馬や西郷隆盛みても普通のインド人はわからんだろうというのと同じことでありましょう。

中には「チャンドラ・ボース」氏かな?と思う人もおられたが、女性も何人か登場しているのが印象的。インディラ・ガンディーもお父さんのネール死去後に長期間首相を務めたが、女性の闘士も多い国なんだろうね。つい女性差別のニュースが取り上げられるのでそういう思い込みが強いが、しっかりと勉強しなくてはならん。もちろんインドの独立運動のことも、もっと学ばねばならんな、丁度イギリスも新首相にインド移民二世が就任されたことだし。


さて、インドがイギリスの植民地の時代、多くのイギリスの人は「まさか独立など」と思っていたのだろうが、第二次大戦後独立した。

ガンジーの「非暴力、不服従なんて」と思っていたが大きな波になった。つまり「なんとなく、起きないんじゃないのかな、知らんけど…という安易な想像リミッター」がそこにはあり、それが「自明の理」だと妄想、機能していたのだろうが、「なんとなく」のリミッターなんて簡単に突破された。

歴史上このようなことは多々あるが、今年も「まさかウクライナ侵略すまい」というのが起きた。そして現時点では「まさか核兵器使うまい」というのも、また身近では「中国の台湾軍事進攻」も、「あるかもしれんけど、まあ無理だろう」という「なんとなくの想像リミッター」がはたらいて、考えないようにしているように思う。
そして歴史上「まさか」というのは確実に悪い方に振れるのが常だ。つまりロシアは核兵器を使うだろうし、中国は台湾に侵攻する。さらに「円の暴落」「北の核ミサイル」。様々な「まさかおきないだろう」がそこにある。
このリミッターがドミノのように連続して崩壊すると考えるのは悲観的過ぎるだろうか。
タイトル写真のように、花はだんだん咲くのじゃなくて、咲く時は短期間で一気に開花する。そんなイメージもあるのだ。

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