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ハッキング?

土曜日は友人の畑の手伝いでした。ここは広島市の北の端っこ、山の向こうは北広島です。そこに友人が離農したところを借りて、無農薬、有機農業の育成を数年前から始めました。本業は別にあるので、週に2~3回行っての作業です。ご近所さんも少ないながらおられるので、それらの人に教えてもらい、また別に講習会にもいかれていました。
私とは森林の管理(伐採や植林、里山管理の講習会)で一緒になり、当方は復習を兼ねてお手伝い、また友人は人手が必要な所の応援を貰うという感じでスタート。仲間は月に一・二度伺っています。
この所スケジュールが合わず、暫く間が空いたのですが土曜日に久々に応援。しばらく行かなかった間に物凄く整備されていて、敬服しました。

天気も良く、作業しながら汗ダラダラ。さすがに午前中で切り上げましたが、今回やったのは、大豆畑(予定)の周囲のイノシシよけのフェンス張り。畑のキワに支柱を数メートルおきに立てて、ワイヤーフェンスをつなぎます。今回は二人一組で、組んだ人が建設関係者だったので、教えてもらいながらの作業。全部で30数枚のフェンスを張りましたが、いや指先がくたびれた。普段使ってないんだな。

今回の私の担当は
①支柱をハンマーで土中に打ち込む
②その前にフェンスの場所の草刈りをきちんとしておく
③フェンスを支柱に針金で何か所か括りつける

まあ、その繰り返しだったのですが、「鈴木さん結束よろしく」と言われ渡された道具、初めて見たし、使ったことももちろんない。「どう使うの?」と聞くと、これは「ハッカー」という道具。説明が難しいので、サイトを見るとバッチリありました。

これがハッカー。確かに土曜は3時間くらいで30数枚のフェンス、それに針金を1枚当たり4か所(私の担当分)だから、120回は使ったことになるが、確かにプライヤーなんかでいちいちやると日が暮れる。これが無いとやっとられないのがよくわかりました。建設現場なんかでこういう作業をやっているのを見ることがありますが、さすが道具がちゃんとあるんだな。
まあ、そういうのも普段縁遠い「農作業」「フェンス立て」という実地をすることによって、初めて理解できる。ということで、土曜日生まれて初めてハッカーを駆使(ハッキング?)致しました。

さて、労働の後は楽しい昼飯、今回は作業小屋の軒下で、オッサン三人が七輪を取り囲んで、BBQ。もちろん帰りの運転があるのでノンアルコールビールもいただきました。畑でサンチュをヒョイヒョイと取ってきてざっと洗ったのに肉を包んでいただきましたが、美味かったな。

さらに友人は三線を習って2年ということで「聞かせるほどじゃないんだけど、人がいないのが幸い」言いながら練習方々弾いてくれました。
「てぃんさぐぬ花」「芭蕉布」という定番に、「島人ぬ宝」なんかも弾いてくれたけど、ちむどんどんしたな。「ちゅらさん」や「ちむどんどん」は親父が飯や酒が一服した時に三線片手に、というシーンがよくあるが。まさにそんな雰囲気。畑や山から鳥の声が聞こえる中、けっして上手ではないんだけれど(失礼)、最高の時間でした。

この楽しい場所と仲間、紹介しておきますね。

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