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コメディもガラパゴス

日本がずり落ちていくのを感じますね。
今朝ほどジョン・クリーズのアジアでのイベントの告知をTwitterで拝見しました。

台湾(台北)、タイ(バンコック)、中国(香港)、シンガポールとのこと。確かに彼のライブは英語が必須だろうから、日本じゃね…ということなんでしょうか。
あるいはイギリスのコメディは日本人には受け入れられないということでしょうか。
私が彼を知ったのは「モンティ・パイソン」でした。東京の大学に入り上京した頃ですから、もう50年近く前になりますか…
当時の東京12チャンネルの夜10時過ぎくらいにやっていたと思いますが、今まで見ていたコメディ、お笑いとは全く異質なのに仰天しました。
確かその時はモンティ・パイソンの合間に「タモリ」が登場して、多国籍麻雀なんかやっていて、これも驚きでした。

驚いたのは当時日本であったのがドリフターズの「全員集合!」、欽ちゃんの(ほのぼのお笑い)番組程度で、ターゲットが子ども向けだったことがあるでしょう。大人向けは「ゲバゲバ90分」位だったのではないでしょうか。
その後、フジテレビの「オレたちひょうきん族」以降になると、吉本の独壇場で、ターゲットは完全に若者層に絞っているように思いますし、やってる内容は基本二番煎じで本当に進化を感じません。
まあ吉本そのものが新喜劇を完全にマンネリで作っているわけですから、全般的にそうなりますよね。

いつの間にかお笑い芸人の方も、コメディからトーク番組に進むのが基本路線となって、テレビを見ていても様々な番組で(元)お笑い芸人が進行をしているのが今日です。
タイトル写真の本日の民放各局、無惨。

最後までモンティの香りのあったのは「タモリ倶楽部」だったでしょうか?それも終了しましたからね。

とすると我が国のコメディも、また進化していないガラパゴス状態という社会そのものなのでしょう。ですから、英語が通じる通じないでなく、日本はイギリスのコメディが理解できない国ということで、スルーされたのじゃないでしょうかね。

大衆娯楽は、歌とお笑いがメインでしょう。歌もガラパゴスで、韓国とは大違い、お笑いも何人かタレントがNYとかに行っているようですが、ブレイクまではいかないようです。

しかし一周廻って最初に戻るという言葉もあるように、裸芸の「とにかく明るい安村」氏が日本では「消えた芸人」扱いですが、イギリスではウケるということもありますからね。イギリスもコメディの感性が変わってきたのか…。

というところで、こんなニュースが

なんとまあ、これをコメディといわずして何を言うのか。
どうやら政治は異次元のコメディ空間に突入しているようです。

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