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ティッピング・ポイント

ティッピング・ポイントとは、少しずつの変化が急激な変化に変わってしまう転換点のことを言うのだそうだが、潮目が一気に変わるタイミングだろうか、私にとって音楽のティッピング・ポイントの一つのキーワードは50年かもしれない。

以前も書きましたが今年の「新」高齢者祝(65歳になりました)のセルフプレゼントはCCRの「ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール」のボックスセットであります。
アナログレコードが二枚、アルバートホールライブのパンフレット、ポスター、ブルーレイ、CD×2枚にブックレットの豪華版でありますね。
これは1970年4月14日のライブで、CCRの絶頂期。
ほんとにいいアルバムだ。テンポが幾分遅めというのがグルーブ感を増す。

CCRとは私が中学生の時に友人のお兄さんがもっている「Cosmo's Factory」を借りたのが衝撃的出会いだった。

だからもう50年も前になるし、このロイヤルアルバートホールのライブもほぼ50年前。やっぱり良いものは良いね。

そういえば、今年のGW頃、THE DOOBIE BROTHERSの公演が広島でもある。
「マイケル・マクドナルド参加! 結成50周年のリユニオン・ツアー」なんだそうだが、マイケル・マクドナルドのポップな感じはそれほど好きではないが、ドゥービーブラザーズは大好きだった。

「トゥールーズ・ストリート」の一曲目の「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」からはまったな。あれが出たのが72年だからなるほど50年になる。

そうだ、先日買ったマンハッタン・トランスファーの「フィフティ」も結成50周年と銘うったものだった。

今のアーティストで50年後も頑張っている人はどのくらいいるのかな?

そうだ音楽ついでだが、土曜日に「星野源のおんがくこうろん」を見たら「ジョン・ケージ」特集だった。面白いわ、高橋アキ解説委員のピアノと解説も良かった。

「ケージは無響室に入ったときに体内からの音を聴き、沈黙をつくろうとしてもできないこと、自分が死ぬまで音は鳴り、死後も鳴りつづけるだろうと考えた。」
というエピソードも紹介されたし、あの「4分33秒」も演奏された(放送事故にならないようにする努力に頭が下がった)けどケージの考え方や取り組みは坐禅につながる。もしかしたら日本人に親和性が高いのかなと思った。音のないのは音がないのではなく、音が満ち満ちているともいえるんじゃないだろうか。
音楽って何、音って何?というのを改めて考えさせられたのである。で、ドゥービーの「Listen To The Music」です。

♪ Don’t you feel it growin’, day by day
People gettin’ ready for the move
Some are happy, some are sad
Oh, we got to let the music play

What the people need is a way to make ‘em smile
It ain’t so hard to do if you know how
Gotta get a message, Get it on through
Oh, now going to after a while

Wow, woo, listen to the music
Wow, woo, listen to the music
Wow, woo, listen to the music
All the time ♪


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