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誰がそれをのぞむのか
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旧日銀の広島シテで開催中のキースヘリングの展示会行きました。展示会と言っても作品の展示ではなく、88年に彼が壁画を描く候補地探しの目的で広島に来た時の足取りを追う「キース・ヘリングが見た広島」というもの。
彼の二日間の足取りを追う映像とパネル展示、さらに子どもたちのワークショップ、さらに「平和のメッセージをトーチに灯そう」という大きなヘリングの描いたトーチの周囲にメッセージを書くというもの。
これには私もダライ・ラマ猊下からピースキャンドルに頂いた「世界にあまねく灯りが灯りますよう」というメッセージを少しもじって記入しました。
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広島の足取りで壁画の候補地は、本川小学校、YMCA、現代美術館でしたが、私としては本川小学校が最も良い場所だったと思います。
紹介されていたヘリングの壁画(モザイク)の候補地の一つはこちら、本川小学校の平和資料館と校舎でした。
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原爆ドームから見える本川小学校の壁面。ここに描かれたら素晴らしかっただろう。
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この白い壁面にキース・ヘリングのダイナミックな絵が描かれていたらと思います。もちろん現代美術館も広い壁面が候補場所だったようですが、それでもやはり爆心地に近い方が良いですね。
残念ながら広島から帰国した後、ヘリングはエイズの合併症で亡くなり、この壁画のプロジェクトはとん挫してしまいましたが、彼がHIV感染の予兆であるカポジ肉腫を自分の身体に見たのが広島の滞在中だったということもあり、彼の想いを続けられなかった広島の人間として申し訳なく思います。
またこの展示の主催者のひとりでもある「中村キース・ヘリング美術館」の紹介もありましたが、見ていて「そういえば昔行ったことがある」と気づきました。
さて地元紙の一面トップにはこのように
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岸田君、今年8月6日の平和式典で何か語れるのか?
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