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行く道じゃ

広島ではすでに広島市長選挙がスタートしており、今日からは広島市議会議員選挙と、広島県議会議員選挙も告示です。来週9日が全部の投票日ですが、9日は用事があって投票に行けないので、いつものように区役所に期日前投票に行きますが、明日の土曜日にしようかな。

いつもは市会も県会も誰に入れようか…と材料が少なく困るのですが、今回は3つ明確な材料があります。

1つは河井事件との関係、あるいは距離感。当然ながら裁判に持ち込んで居座っている人は入れるはずもなく、また距離感というのはこれを機に黒い議員が引退し、息子が世襲するケースですね。これはもう100%除外。

2つ目は統一教会との関係、距離感。これはLGBTQ等に関する発言をみれば近いかどうかも分かりますが、ご本人がどう宣言しているかも参考にします。

3つ目は広島市中央図書館へのスタンス。これは選挙公報以前に議会及び委員会での発言や姿勢がアップされているので、これを参考にします。

この3つを重ねると、市長選挙は河井問題以外で既に二つアウトの人がいますので、投票しやすいです。

県会議員選挙も私の選挙区では自民×2、公明、民主という議席でしたが、公明が新顔の女性に交代、自民は河井事件で引退の席を息子が世襲なので、まあ選択肢は容易ですが、立候補も定数通りなので無投票らしく、結局は世襲で河合事件も禊がおしまいのようです。

市会議員選挙も西区は定数9人に12人が出馬ですが、こちらも河井事件でアウトで辞職した人がいるので、これも参考にできますし。図書館問題でも白黒が明確なので、後は統一教会の距離感の情報が出れば比較的選択しやすいです。

しかし選挙というのは、過去どうしていたかは上記の3条件などハッキリわかるものもありますが、選挙は決して卒業試験ではなく、これから現在だけでなく、任期中の未来に対しての期待感も含めての入学選挙として投票するわけですからね。

そうでした、今週のNHKの知恵泉は「田中正造」翁。

番組の中で感心したのは、田中正造翁が栃木県の県議会に出馬を志した時に父親からもらった言葉。

「死んでから仏になるはいらぬもの 生きたるうちによき人となれ」

まさに田中翁はそういう政治家人生を送られましたが、果たして今回の統一地方選挙に出馬された方はどういうお覚悟でしょうか。

その「死んでから仏になるはいらぬもの 生きたるうちによき人となれ」から思い出したのですが、先週日曜日の午前中に、女房と近くのスーパーに車で買い物に行った帰り道の出来事。
歩行者専用道などないバス道路ですが、前方にいるお婆さんが、路肩より内側、中心線とまではいわないけれど、随分内に寄ってゆるゆると歩いていました。足取りも遅く、足をときどき止めつつ、という方。

私の車の後ろにも何台かいたので、対向車がいなくなるまで徐行し、お婆さんから距離をとってから追い越しました。

バックミラーで見ながら家に向かっていると助手席の女房が
「大丈夫かね、少し心配な気がする」ということで、「じゃあUターンしよう」と、先にあったコンビニの駐車場でUターンして戻りました。

ほんの数分の間でしたが、お婆さんは見かけた所から少し進んでいましたが、やはり心配な印象です。

女房に降りてもらい、お婆さんに声を掛けに行ってもらいました。私は車を脇道に入れ、またUターンして女房の方に戻ったら、女房が「大丈夫と言ってたし、そこまで大変じゃなさそうだった。けど心配…」と言いながら車に乗り込みました。

再びバス通りに出て、お婆さんの方を見ると、知り合い風の男性が付いていたので「これなら安心かも」と家に向かいました。
「見過ごして仏心はいらぬもの 目の前にあるうちによき人となれ」ですね。

もう自分も高齢者の仲間入りをしているので、ああ時期にこんな感じになるんだろうな、と思いつつ考えたのは、決してアンチエイジングで身体を鍛えるとか、サプリを飲むとかではなく、こんな場合に声かけれらたら素直に人に頼ろう…ということでした。
まさにこれですわ

子ども叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ、っていいますからね。
選挙なら、先生叱るな来た道じゃ、候補者笑うな行く道じゃ、でしょうが。

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