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天使が翼を

クリスマスの定番「素晴らしきかな、人生!」。もう20年近く前からになりますが、DVDでこの時期に毎年必ず見ます。必ず泣きます。
今年一年やってきたことは、間違いもあったが来年への希望に繋がると、勇気が湧きます。
今年はBSでも22日に放映されるそうです。見ていない方はおられないくらいのクリスマス時期の名作だと思いますが、何度見ても良い。是非ご覧ください。

主人公のジェームス・スチュアート演ずるジョージは、町の住宅ローン会社の経営者。心ならずも経営を引き継いだ二世経営者になります。その辺り少なからず自分の立場に似たところもあるので感情移入しやすいのかも。
ジョージは叔父のミスにより苦境に立たされ、倒産および使い込みの疑いで逮捕される危機を迎えます。苦境に立ち、果たして自分はこの世界に生まれてきた意味はあるのだろうかと考える、クリスマスイブの出来事。

キーワードの一つに「鈴」があります。登場する冴えないオッサンの二級天使のクラレンス。彼のような二級天使が羽をもらえた時には「鈴」が鳴るという伏線が用意されていました。

エンディングのシーン、クリスマスツリーに飾られた小さな鈴が鳴るのを聞いて、ジョージの娘が「天使が翼をもらったのよ」という。ジョージは「そうだよ、そうだよ」という最後のシーン。その鈴の音は私(鈴木)に「今年も頑張ったね、それでいいんだ」というサインに聞こえるのです。

先日同じくBSプレミアムであった「赤ひげ4(7)ちゃんの涙」もこの「素晴らしき哉」に重なる所もあり、ドラマとして普遍的なテーマなのかとも思いますね。少し早いですが、メリークリスマス!


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