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筍と紫陽花

家の北側は傾斜地なのだが、そこは竹林がある。長年あまりに手入れをしていなかったので、足を踏み入れるのもやっと。ただ毎年筍が採れるので、その程度は手を入れていた(まあ胃袋とのバランスです)。
ここ何年も広島は大雨が降り、傾斜地は少々心配でもあり(ギリギリ警戒地域から外れているが…)、竹は根を張るのでがけ崩れ防止にもなっていたのである。

ところが当地も茶臼山の向こう側の大規模開発のお陰で、住処を追われた猪がガンガン出没するようになった。出てくれば猫の額の畑も荒らすし、芝は掘り返してミミズを捕るし、もちろん筍もむしゃむしゃでどうしようもない。一番良いのは柵だろうが全部が全部できるわけじゃないし、食べ物を遮断するわけにもいかない。結果としてある程度の金網でグルりし、竹藪も明るくすれば猪が来にくいということなので去年から頑張って整理を始めたのである。

これはどう管理したらよいのか先ずは勉強しなきゃあということで、一昨年広島市の「もりメイト育成講座」というのに参加して、伐採や管理の仕方の実地訓練を受け、竹藪の管理とか色々教えてもらったのだ。これは結構楽しくて、卒業後同じ班の人と一緒に復習を兼ねて、月一度は安佐北区の里山で楽しんでいます。


敷地内の竹を若干のこして切り倒し、敷地外の法面は広島市の管理地なので区役所に相談してある程度伐ってもらった(最初は業者さんに頼むけど、二年目以降はお宅でやってくださいという条件付きでした)。でも竹と竹の間を伐採したことにより、随分うっそうとしていた竹藪も明るくなり、結果的に猪もお越しにならないようになった。
ところが竹を伐ったわけだから今度はがけ崩れが心配。そこで先程の研修の際に「高くなる樹木を植えると管理が大変なので、傾斜地には『紫陽花』が良い」と教えてもらったので、去年の春から紫陽花を鉢植えにし、株分けしながら準備していました。

先々週くらいからボチボチ筍が伸びてきたので、採り始めました。この土曜は朝、まとめて10本くらいを採り、洗って皮を取る所まで担当し、後は女房にお願いしました。午後はその後に「紫陽花」の植え付けです。とりあえず第一弾で10数本植えましたが、この所気温も上がり、雨もあまり予報ではないので、毎日水やりが必要かな。
とはいえ、この時期GW明けまで毎週10本くらいは筍が出るので、採りながら水やり、そして第二段、第三弾の植え付けの予定です。
来年の春には青やピンクの紫陽花が広がると良いな。

夜は美味しく筍をいただきました。先週邑南町で買ってきた「こごみ」も胡麻和えでうまい。筍は揚げと炊いたものだが、この「おおなんミニ座布団揚げ」も邑南町で一緒に買ったもの。それが、なんと先日「ナニコレ珍百景」を見ていたらこちらの豆腐屋さんが登場していてビックリした。


これから一月ほどは筍三昧です。

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