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ジョージと共演

評判だった「Concert for Geroge」見に行きました。

とても良かったですが、折角なのでもう少し音量上げてもらっても良かったのではないでしょうか。やっぱり爆音の方が良かったが、町中では難しいでしょうか。

自分勝手な思い出なんですが、実は私はジョージと同じステージに立ったことがあります。
と言っても実際競演したわけではなく、ジョージがクラプトンと共に広島のサンプラザでコンサートをした1991年のこと。

コンサートはもちろん見に行きましたが、サンプラザは今はBリーグの試合もやるようなアリーナで、ステージは仮設です。

コンサートの前日に、商工センターの食肉卸市場の30周年式典があり、その会場がこのサンプラザ。
私は当時所属していた和太鼓のチームでこのステージで太鼓を打ちました。担当が締め太鼓のトップだったので、ステージでは翌日コンサートでジョージがいた場所にドンピシャリ。
ジョージのコンサートでも仮設のステージはそのまま使われていたので、まさにその場所でした。

ということで、もちろんジョージのコンサートは素晴らしかったですが、一日のタイムラグはありますが私はジョージと同じ場所で演奏したという幻想(妄想)に浸ったんですね。

さて、本題に戻りましょう。この映画の感想をまずは箇条書き

1 今更ながらジョージ・ハリスンはいい曲書いています。それもまたジョージ節という聞いたらすぐわかるような名曲。

2 何といっても最初から仰天するのが、息子のダニーが(若き日の)ジョージにそっくりということ。
ギターを弾いてくれるのですがステージに立ってポール・リンゴとの3人のカットを見ると胸に詰まるものがありました。

3 登場しているメンバーも、主役がジョージであって、自分たちはわき役ということをわきまえているのが偉い。ポールですらそう振舞っていました。

4 私はこのコンサートのCDは聞いてなかったので、映画では「あれっ、「Give Me Love」「Wah-Wah」やらないの?」みたいな感想も持ったのですが、CDみると入ってましたね。週末にはしっかり聞きます。

5 最後のジョー・ブラウンの「夢で逢いましょう」はよかったです。私も自分の葬式の時にはこれかけてもらいたいな。

あっという間の1時間42分でした。

映画の中では後半にラヴィ・シャンカルの演奏がありましたが、師はこの映画の10年後、2012年に亡くなっていますが、間違いなく私にとってインド音楽の入り口はジョージとラヴィであったと思います。

丁度毎週聞いている「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」ではアンコール放送で「音楽の探検家『小泉文夫』~行動する民族音楽学者」をやっています。小泉氏はジョージより前にインドに留学して、日本に邦楽や西欧意外に豊かな音楽がある、その存在を紹介していたんですね。

放送では「音楽家の伝記 はじめに読む1冊 小泉文夫」を書かれた「ひのまどか」さんの説明もあったので、慌てて図書館で借りました。

このコンサートはジョージが逝去した翌年の2002年の追悼コンサートですが、この映画にはラヴィだけじゃなくて、この映画に出ていたトム・ペティ、ビリー・プレストンも今はいません。
でも彼らの素晴らしい音楽、パフォーマンスはこの映画やCDで目の当たりにできます。ジョージ、クラプトンに感謝ですね。
もちろん共演者で今もお元気な方はいます、もちろん幻想競演した私も元気です。

広島では、近所のお好み焼き屋さんでもジョージたちに会えますよ。

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