見出し画像

張込み

録画していた松竹映画の「張込み」を見たのですが、高峰秀子が美しい。
佐賀の街中での張込みシーンが続きますが、合間の買い物の風景、当時の街中の様子がなんとも懐かしく感じます。
とはいえ松本清張が書いたのが1955年、映画は56年なので、私の生まれるちょっと前ですから、懐かしいとは記憶上違うのだと思うますが、それでも懐かしい。

冒頭、刑事が横浜から鹿児島行きの急行(特急」に飛び乗るシーンから始まりますが、動き出してもデッキが開いたままでそこに飛び乗るのを見て、ビックリ。
wikiでググるとこんなのがありました。なるほど

「当時の鉄道風景が丁寧に描かれるのが本映画の特徴の一つである。長大なアバンタイトルで有名な冒頭の列車移動シークエンスの車中は、実際に九州行き急行列車「筑紫」の最後尾に貸切の三等客車を1両増結して撮影された。撮影陣を始め、大木と宮口、大勢のエキストラが一昼夜乗りつづけながら、車中の様子(東海道本線の夜行区間は満員のため通路に座り込み、夜が明けてからの山陽本線区間でようやく座席に座り、シャツを脱いで下着姿で暑さをしのぐ)をリアルに撮影した。途中通り過ぎる主要駅のカット挿入、別撮りした列車走行風景とで、1000km以上に及ぶ旅の長さを印象付けた。ただし、作中では夜行急行「さつま」を利用して東京から佐賀へ向かう設定であるが、その際に乗換えとなる鳥栖駅のシーンは映画中存在しない。」

で横浜から大阪までは電気機関車、山陽本線は蒸気機関車、関門海峡から博多までは電気機関車、博多からは蒸気機関車、と客車は変わらないものの引っ張る機関車が変わります。そうだったんですね。

広島駅のホームのシーン(タイトル写真)もありましたが、そうそうこういう感じでした。
今は広島駅の在来線は

確か当時もほぼ一緒だったと思いますが、この映画だと「さつま」のとまったのは偶数ホームだから2番ホームでしょうか。
実は私は今はなき0番ホームを使ったことがあります。それは今は宇品線のホームで、今の1番線の西側先っぽについていたホームでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?