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久保メモリアルスタジアム 久保ピースウィング

本当に素晴らしいサッカースタジアムでした。
試合前から何度も胸がつかえ、何度も瞼が熱くなりました。
もちろん勝利でスタジアムでのリーグ開幕戦を飾れたことは何より嬉しいことでしたが、多くの喜びと驚きがありましたので、テレビでは伝わらないサンフレのジジイサポーターの覚書としてアップします。

今回の試合は記念すべき新スタジアム開幕戦ということもあって、次男夫婦も東京から駆けつけ、長男夫婦と孫、女房と私の6人で参戦しました。
地元紙に久保オーナーのメッセージが書かれ、本当に久保さんよく頑張られた、と感謝感謝です。



私が地元の青年会議所に入会した年、久保さんは広島ブロックの会長、翌年理事長でしたので、30年以上の知己を頂いています。
もちろんサンフレの経営が厳しくなってマツダが手を引き、県、市も投げ出し先を探し、引き受けたのが久保さんでした。広島には双葉会と言われた地元経済を牛耳ってきた企業がありましたが、すでにサラリーマン経営者ばかりで、勝ち馬(儲け)には乗るが、負け試合には知らん顔という状態でしたから、久保さんが火中のクリを拾い、何とか地方のプロサッカーチームが続いてきました。
もちろん県も市もカープがあるから、とサンフレへの支援はお為ごかし。本当に久保さんは苦労の連続だったと思います。
久保さんの本業の第一産業はダイイチ、デオデオ、エディオンとこちらも変化と進化。チャレンジの姿勢には頭が下がります。

久保さんがオーナーになった頃、また初優勝して新スタジアムを話された頃、私の子どもらはまだ独り者、私と女房が元気でいけるうちに出来たらな〜という思いと、私は昨年まで毎試合、近所のバス停から修道大学南入口までバスで行き、坂を下りまた坂を登って30分くらいかけて行っていましたが、さすがにいつまで坂の上下りができるかなぁ、と考えるようになっていました。

それがこのスタジアム。私の会社から平地を歩いて10分程度。これからも車椅子に乗るまでは通えそうです。
また昨シーズンもやってましたが、開幕戦で3世代観戦もしていました。いつの間にか久保さんのメッセージ通りです。

スタジアム内は見るべき所は沢山あるのでしょうが、今回は観客も多く、バックスタンドの年間指定席とトイレしか回れませんでしたので、その感想はいずれまた。

席について何と言っても感じたのはスタジアムの一体感。ピッチの上には空が広がりますが、ピッチを中心としてゲームに集中できるというか、ピッチとの近さから他を見る気持ちになりません。
試合前練習で選手が近づいて驚いたのは、顔立ちだけでなく表情までハッキリ見えること。
また今まで漫然と見ていたシュート練習もすごい迫力。ゴール裏は凄いでしょう。席がピッチに近いのと高さが低いので今まで行った他のサッカー専用スタジアムより段違いの臨場感が生まれています。

さてこの試合一番心配はレッズ戦ということでした。レッズ選手よりレッズのサポーターの応援のほ。この相手が一番近所の騒音のバロメーターになるのではないか、またそれに伍した応援をサンフレ側ができるだろうか?テレビ桟敷からでしたが、前日のガンバ戦では声出しはガンバサポーターに負けていたようでした。しかしレッズ戦は凄かった。ゴール裏は立ちっぱなしで、アウェイ戦を彷彿。チャント、拍手、声出しも素晴らしい後押しになりました。スタジアムの構造が声が中に籠るものだったのかなぁ。近所の騒音問題を確認するにはまたとない機会だったと思います。非常に誇らしかった。

最後に私は原爆ドーム側から行ったのですが、動線が紫の流れだったのも感激。スタジアムももちろんでしたが、紫のサポーターも素晴らしいものでした。
エディオンピースウィング広島が正式名称ですが、私は久保氏への感謝で、サブ名称として久保メモリアルスタジアム、久保ピースウィングと呼びたいです。

アウェイでのFC東京戦を挟み、次の鳥栖戦が楽しみです。3日のレジーナにも行こうかな。

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