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「今、金庫に足りないもの being calm」

取引のある地元の信用金庫の地域交流部さんから案内が来た。「○〇経営者協議会「文化講演会」」なるもの。デカデカと出ているのはよくテレビで拝見するお方。私とはあまり意見を共にしないし、言いっぱなしの印象があるので、彼が出ると見ないし、レギュラーの番組はつけもしない。もちろん好きな方はいるだろうし、別にそういう方が愛聴されるのは構わない。
ただ彼は某政党の創業者みたいなもので、今は公的な関係はないと言っているけどこの間までナイショで法律顧問もしていたし、そもそも彼の主張が政党の根本なのだから、無関係というわけにはいかないだろう。私は彼が政党のスポークスマン、PR担当だと思ってみている。ここはポピュリスト政党だからマスコミの場で世論の風を敏感に見て、反対が多ければトーンダウンし、賛成が多ければ煽る、そういう役割だろう。
立場は立場としてそうされるのは構わないが、果たして地域の信用金庫の「文化講演会」に出すのはどういうものだろうか。
「信用金庫とは」という全信協のPRムービーがある

https://www.hiroshin.co.jp/corporate/local/bunka.html

ここには当然金融機関としての役割はあるが、文化的なことはない。だから今回の講演会も信用金庫は協賛であって、主催は〇〇経営者協議会ということになっている。ただ、その協議会を組織する支店単位の「経友会」は信金のサイトによると
「当金庫とお取引いただいている企業経営者の皆さまで組織されたサークルです。会員相互の親睦をはかりながら経営知識を深めるための講演会・セミナーなど、さまざまな活動を精力的に行っています。」
となっているし、そもそも案内も信用金庫の封筒で来ているから、信用金庫の活動とみなしてよいだろう。

前回の講演会も同系統の方だったから、まあ講師の選択は一貫しているという印象を受ける。ただ前回は別に政党に直接関係があるとは思ってないけど、今回はどうだろうか。しかもこの政党は講演の頃に予定されている参議院選挙に広島県から候補者を出すという話もあるとのこと。地域金融機関の活動としては、そりゃあどう考えても理解しがたい。この政党とは異なる党の総裁、首相の選出地なのにどうなんよ。あまりにやり過ぎじゃないかな?

この金庫、随分浮ついているように見えてしかたない、地域金融機関が大事なのはPracticalに、being calm だ。Be Cool 頭を冷やせ、どうやら当社もこの会から抜ける時が来たのかもしれん。ウエストサイドのCoolを聞け


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