見出し画像

朝顔やゴーヤみたいな

これは素晴らしい。

早速に登録して聞いてみた。

先日連続で見た「アメリカン・エピック」は1920年代アメリカの地方(田舎)で収録した一発録音のレコードの話だが、そこには3つ要素があったと思う。
1つは地方ごとに豊かな音楽が存在していたことを発掘したこと
2つ目はレコードという後世に残る、また地域を越えた広がりがあるメディアに残したことにより、今でも当時のミュージシャンの声や演奏が生々しく聞けること
3つ目はその音源をたどることにより、いかにアメリカの(アメリカだけではないが)今の音楽の系譜に影響を残している、いや今の音楽の中に残って息づいていることがわかる。

この映画を見て、今更ながらFMでここ数年「民謡」やさらに古い邦楽を聞くようになった理由がわかったような気がする。私が日本の大衆芸能で最も好きなのは浪曲だが、何十年も浪曲好きなのは、言い回し、あのこぶし、三味の合いの手が私のどこか奥底にあるものに共鳴しているのだろうとも思うのです。

先年感心した「バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌」(川内有緒)さんの本はバングラデシュで口伝で伝わる民族の歌。

Global Jukeboxの操作も簡単だった。バウルの歌があるかな〜と、南アジア→バングラデシュ→ベンガル湾と進むとBaul Songが出てきた。
他の歌も聞きたいが、ホーミーにしようかな。

私は過去の文化は突然現れるものは少なく、系統図、朝顔やゴーヤのようなイメージで、どこからから生まれて花開き、また花が落ちていくが、その上の枝からまた次の少し違った花が咲き、また落ちる。時には隣のツタの花粉が飛んできて、全く違う色の花も咲くが、その花の奥には今までのツタのDNAも秘められている。そんなイメージなんです。

「アメリカン・エピック」でも1920年代にアフロ・アメリカン「メンフィス・ジャグ・バンド」が暗黒街のメンフィスで歌っていた確か「On the Road Again」という曲を本家の後に、ラッパーのナズが見事に現代風に歌ったが、ナズは「これってラップだ、アフロ・アメリカンの歌だ」と言っていたのが印象的でした。

タイトル写真は先日、日曜日の雨上がりの平和公園。紅葉が美しいのは赤色、橙色、黄色そして緑色が混ざっているからで、単色だったらそこまで美を感じないんじゃないかな。音楽の豊かさもそこにある。

下の写真は、タイトル写真の平和公園の本川の対岸(西側)にある本川公園の紅葉。真っ赤なこれもいいけど、綺麗なだけのように思う。好き好きでしょうが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?