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カーサフォルテ

日曜日は4月に行った乗馬体験の続き、二回目です。好天にも恵まれましたが、とても楽しかった。
今回は初心者3人の講習で、並足と軽速歩に、進め、止まれの練習でありました。私のパートナーは前回と同じくカーサフォルテ君。他の馬と一緒にやるので、性格がそれぞれ違うこと、少し彼の性格がわかったような気がしました。
今回フォルテ君にまたがり練習をしたのですが、前回はやっぱり緊張して、2・3日後身体が痛かったが、これはどうやら変に力が入りすぎているためではないかと、思った次第。今回それに気をつけて、姿勢に気をつけ、肩や腕に力が入らないように意識しました。

そして軽速歩の時は、初心者なので短い手綱と長い手綱両方を持つのですが、どうしても短い手綱を一所懸命引っ張ろうとするのが間違いと気がつきました。途中から、手綱には軽く抑えるだけで、姿勢をコントロールするようにしたら、結構乗馬も楽になりました。
よく考えたら、フォルテ君と私の接点はこの手綱と鞍(の上の尻)と鐙、そしてフォルテ君の前足の後ろ辺りを両ひざで押さえているだけだということに気がついたのです。いやフォルテ君と直接私が接しているのは両ひざだけ。あとはバランスがとれるように間接的に接しているだけなんですね。これに気がついて、両膝に意識が向くようにしました。すると結構変な所に意識が向かず、バランスもとりやすい。ああ、こういうところも勘所なのか、と今回体験しました。そういえば落馬するんじゃないかという感覚は今回は全くなかった。馬(フォルテ君)は賢いわ。
今回は女房も監視役(落馬しないか)で付いてきてくれたので、私の雄姿も写真や動画に撮ってくれました。

そうそう、前回も「カーサフォルテ」っていうのはイタリア語で「砦」のことらしいと書きましたが、イタリア+砦とくればブッツァーティの不条理小説「タタール人の砂漠」だな。来もしないタタール人(韃靼)の敵をただただ待ち続ける砂漠の中にあるバスティアーニ砦での士官の話だ。
フォルテ君も競走馬だったが、あまり競争には向かないようでこの乗馬クラブに来たらしいが、彼は何を待っているのだろうか。デブな私と上手にコミュニケーションが取れて、彼の望むような軽快な走りが出来ればいいが…。

そうそう、帰ってから購入したオークス、見事に外れました。私にとっては不条理です。

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