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西瓜と冬瓜

先日丹波から鳥取経由で買える道中、何か土産を買おうということになり、ちょうど大栄西瓜の出荷のテレビを先日見たのを思い出し、「JA鳥取中央大栄支所北栄営農センター 西瓜統合選果場」の直売所によりました。


なるほど全国への出荷センターなのだが、片隅に直売所があり、何人か買っておられる。どうやら地元の人も親戚や友人に贈るんだろうな、一人で何か所もの送り状を書いておられた。
どうしようかな、とりあえず自宅用に持って帰るのと、東京の次男用に贈ろうかと思ったが、サイズが4Lのが美味しいと勧められるが大きいのだ。「2Lの方が送りやすいよね」というと「絶対4Lの方が美味しい」と断言される。まあ次男のところの冷蔵庫に入るとは思えないので、とりあえず自宅用の「秀品4Lサイズ(約9.5kg)」を購入し、味見してからファックスでオーダーできるとのことなので、その後にしようということになりました。

で、家に持って帰ってもちろんそのままでは冷蔵庫に入らないので、女房が八等分し、息子や親戚に早々に配り、晩飯後に一部頂戴しました。「うまい!」もちろん今シーズン初の西瓜ですが、やっぱり自分はスイカ好きなんだな~というのを改めて確認した次第。
本当は半月型のスイカに齧り付き、種を庭に飛ばしながら食べるのが一番だが、そうだ、孫用に買ったビニールプールにつかりつつ、それを使用。これが今年の目標の一つであります。

そうだ、先日読んだミステリ「阿片窟の死」(アビール・ムカジー)は第一次大戦後のカルカッタを舞台とするものだ。イギリスがインドを支配していた時代で、主人公は色々あって阿片中毒のインド帝国警察のイギリス人警部。

彼は阿片で苦しみ、とりあえずの処方として「冬瓜の半分の果肉をすりつぶして、それを小さじ一杯のバターオイルと一緒に飲むと禁断症状を和らげる」と自然療法士に聞き、それで禁断症状を何とかしのいでいるという話がある。これがまた本当に不味そうな記述なのだな。

私は西瓜は大好物だが、冬瓜がメチャクチャ嫌い。食卓とかに出るとガッカリするのである。なんていうのかな、手ごたえのない味というのだろうか、全く主張を感じないのだが、逆に他の食材やスパイスと混ぜると生きるのかもしれないけど、まだ遭遇していない。それだけにこの主人公のいやいや飲む姿に頷くのだけど。


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