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廃止候補路線の旅(山口編)後半

さて日曜日の朝は@厚狭です。ビジネスホテルの隣のコンビニでサンドイッチを購入して、6時31分厚狭駅発の山陽本線岩国行きに乗車。車内は日曜の朝なので、それほど乗客はいませんが、どうみても鉄オタ風の方が数名です。

厚狭駅から山陽本線に
日曜の朝ですからね

厚狭の隣駅の小野田駅に下りて、小野田線に乗り換えです。4分の乗り換え時間で跨線橋を越えて小野田線の宇部新川行きに乗車。

小野田駅
小野田線 宇部新川行き

ここから小野田線の界隈の朝からのお仕事の方がチラホラですが、9割以上は鉄オタかと。途中小野田線からは工場への引き込み線があるらしいと目を凝らしましたが、老眼にはよくわかりませんでした。
ただ道中に右手の車窓には工場が連なりとても面白いです。南小野田駅を出直ぐに「徳利窯」なるものが見えて、どうやら産業遺産のようです。ググると

ローカル鈍行電車だから気がついたのだと思います。一度行ってみたいものです。

16分で乗り換えの「雀田駅」に到着しました。
雀田駅でいよいよ今回二つ目の盲腸線、小野田線本山支線に乗り換えです。朝のこの時間ですが結構な人、そう鉄オタ率100%の凄い風景でした。
この「雀田駅」はここから西北の小野田方面、東の宇部新川方面、そして西南の長門本山方面の3つに分かれます。この本山支線の本山行は、朝6時57分発と7時22分発、そして18時12分発の三本しかありません。それで鉄オタはこの朝一の始発を目指すわけです。

雀田駅 本山支線分岐
雀田駅から東の宇部新川に向かう小野田線
鉄オタ率100%の盲腸線に

道中6分ほど揺られて、念願の長門本山に着いたのは7時3分。

長門本山駅看板
車輪止めから見た風景
ヘッドマークは裸の大将かと思ったら地元タレントの「どさけん」氏とか
これが駅、左の樹木の手前が車止め

この駅で6分ほど停車するので折り返して雀田に戻っても良かったのですが、次の列車が30分くらい待ちで来るのでそちらにしました。

まずは乗ってきた折り返し、長門本山始発を見送ります。

この本山支線は雀田と長門本山の間に「浜河内」という駅がありますが、間の6分程度の道中の車窓を見ると、なにがあるわけではなく、なんでこんな路線が出来たのか不思議になる位です。そこで小野田線についてとても詳しく乗っているサイトを見ると、「昭和38年まで本山炭鉱があり、積込み駅」と知りました。確かにこのサイトにある太陽光発電パネルもあったので、貼り付けておきます。

待ち時間の間に周囲を散策。すぐ近くにバス停があり、それを見ると1時間に1本くらいはあるので、これに置き換わっているんでしょうね。反対方向の「本山岬」行きも同じ感じでした。本山支線が便数が増えることは難しいでしょう。

散策を終え、駅のベンチでサンドイッチを食べて、しばらく待つと35分発の折り返しがやってきました。

降りてきた人は10人もいなかったですが、前述のようにこの後の折り返しは夕方までありませんから、皆さん7時35分に乗車されました。

雀田駅の手前から小野田線の本線への合流を動画でとってみました。

雀田駅に着くとこの電車は「宇部新川駅」まで直通なのですが、小野田線が単線なので、宇部新川方面からくる小野田駅行きの待ち合わせがあります。

小野田駅行きが来るまで駅舎に入り色々見学。

列車が来ます

ようやく離合が終わり、宇部新川行きが発車しました。

左が小野田行き、右が宇部新川行き

鉄オタどもは7割が小野田駅方向に向かい、宇部新川行きは3割に減ってしまいました、また途中の「居能駅」で宇部線に入りますが、そこで降りて宇部駅に向かう鉄オタ乗り換えたので、長門本山駅から宇部新川駅まで向かったのは私も入れて4人の鉄オタとなりました。

宇部新川駅表口

宇部というのは私はあまり把握できない町です。宇部駅が一番賑やかなのでしょうが、どこも工場のための駅のようで、車窓から見ても戸建て住宅がダラダラ続き、いくつかの駅前だけマンションが建っている感じ。つかみどころのないところです。多分宇部駅に次ぐ中心点の「宇部新川」ですが、駅は昭和ロマン満載ですが、まあボロボロ。

ここで宇部線を新山口方面に乗り換えますが、直通の出発まで30分くらいあるので、その前の「宇部岬駅」行きに乗ります。3駅の旅です。

@宇部岬駅

この電車は折り返して下関行きになるようで、何人か乗り込んでこられました。ただこれでもわかるように今日の小野田線、本山支線、宇部線は電荷していますから、風情が無い…。
待ち時間の間に一度駅舎から出てみましたが、こういう駅は好きですね。
なにもないけど。

宇部岬駅表口
宇部岬駅構内

さて宇部岬駅から新山口駅行きの普通に乗り込みました。到着前に6分遅れとのことで、新山口の接続が少々不安になりました。

新山口行き到着

さすがにローカル線とはいえ、宇部から新山口までなので乗客はそれなりにいます。日曜日なので通勤客はあまりいないでしょうが、地域の人、部活に行く学生、遊びに行くような若者。法事なのか喪服を着た人などなど、やはり基盤の路線なのでしょう。
電車は遅れを取り戻そうとはしているのでしょうが、6分遅れということで、離合電車の兼ね合いで一時停車があったり、バタバタしつつも5分遅れで新山口駅の到着しました。
本当はここから山陽本線に乗り、徳山~岩国は岩徳線といきたかったのですが、午後の予定から断念。
4days切符の適用外となりますが、新幹線で新山口~新岩国までショートカットです。宇部線が遅れたので、新幹線の乗り換え時間は8分程度。
大急ぎで宇部線を下り、階段を駆け上がり、新幹線方面に行くと「乗換専用で、外には出れない」とのこと。4daysでは出られないのでUターンして、2番ホーム近くから一度外に出て、新幹線改札に大急ぎで行きましたら、なんと券売機に長蛇の列。幸いギリギリ券が変えて「こだま」に乗り込みました。

4days適用外

いや~新幹線は早い。確か来るときの岩国から新山口までは2時間以上かかったものが30分くらい。もちろん車窓からはこの界隈の風景、特に生活者の姿も見えないので、やはり新幹線は「線」ではなく、点と点を結ぶだけでしょう。

こだまの自由席

新岩国には10時15分に到着。改札を出て目の前のコンビニで昼飯用の「岩国寿司」でも買おうかと思ったら、売り切れ。予約が必要らしい。

新岩国駅

残念に思いながら岩国駅でも再チャレンジしようと、駅の横を通って錦川清流線に向かいます。天気も良く駅前のレンタカー会社は賑わっていますが、しばらく行くとなんだかお巡りさんと騒動が。どうやらこのあたりの駐禁取締のようで、この台数ならお巡りさんは売上増でウハウハでしょうね。

駐禁取締り

さて新岩国駅から5分程度で清流線の「清流新岩国駅」につきます。

桜はまだ蕾ですが、1週間くらいしたらきれいでしょうね。

15分ほどしたら岩国行きがやってきました。

清流線は車内もなかなかおしゃれ、やはり生活路線を守るために観光に力を入れているのでしょう。こういうところ津和野というキラーコンテンツのある山口線も見習ってほしいと思います。

錦川清流線

この錦川清流線はこの清流新岩国駅の一つ隣の川西駅手前で岩徳線に合流します。まあ清流線に乗ったままですが、岩徳線も乗ったということで…。
で、その合流の手前から川西駅までの動画です。

岩国駅に到着しました。

錦川の色は緑

駅の0番ホームが清流線ということで、清流新岩国からの料金420円を払ったら、外に出るための乗車証明書をいただきました。なるほど川西から岩国が190円ということは、新岩国から川西までは230円ということですね。

錦川鉄道乗車証明書

久しぶりに岩国駅に来ましたが、昔と様変わりにビックリしました。先ずは改札を出て「岩国寿司」を探しましたが、土産物売り場はコンビニがあるだけで、見つからず残念でした。
再び中に入り、今回の4daysチケットの最後になる山陽本線の乗り場に向かいました。

改札入り口
JRの色は青

最後の岩国発のRed Wingに乗車します。

車内でサンフレッチェのユニに着替えて、準備万端。1時間弱で横川に到着しました。横川駅はエディオンスタジアムに行くシャトルバス乗り場が長蛇の列でした。

シャトルバスに何とか乗り込み、エディオンスタジアムに。本日最後の乗り物でした。

シャトルバス

さて次回は今回の「廃線候補路線」の旅の総括です。

楽しかった廃線候補路線の旅の締めくくりに、最高の試合観戦になりました!

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