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「本当の得意技というものはな! 相手がどうこらえようともぶん投げる技ぢゃ!!」by 猪熊滋悟郎

今更という気もしますが、これは北海道新聞なので「地元支持」とありますけど、他の地域であっても誰も支持などしていないでしょう。

先日AOKI元会長らが有罪判決が出ていましたが、AOKIだけでなく、高橋元理事の汚れきった五輪にはウンザリ。札幌まだやる気あったの?と不思議な気持ちもあります。

しかし謎なのは二つ。
1つは東京都や政府(五輪)が高橋氏、広告代理店、、カドカワ、AOKI等々に損害賠償請求の姿勢がないということ。
二つ目は直接大打撃のJOCが責任問題に全く触れないこと。

こういうのを見ると、損害賠償請求となると東京都知事や政府の責任が表ざたになるので、臭いものには蓋という姿勢だと納得します。まあ彼らは金と名誉のために五輪に関わっていたので、逃げ出して他の金の匂いのする所に既に引越していると思いますから、危うきに近寄らずということでしょう。


しかしJOCは違います、札幌五輪への影響は確実にあり、まさに当事者の中の当事者でしょう。
JOCは高橋容疑者だけでなく、元東京五輪の組織委員会の会長(タイトル写真の方)に、火の粉が被らないように逃げ腰になっているように見えますが、これはスポーツマンシップに非ざる姿勢かと思います。

特に山下JOC会長の姿勢に対しては忸怩たる思いが募ります。
彼が畳の上を逃げ回り、押さえ込まれようとするのを亀のようにじっとしている様は、かつての柔道の雄の姿とは全く違うように思います。
山下氏は柔道という「道」で何を学んできたのでしょうか?少なくとも厳しい環境で勇気を奮い立たせて、正しい道を目指すという感じではないですね。

本来なら「金まみれ五輪」への決別、かつての理事・役員との断絶、公明正大な組織運営の宣言、JOCを組織として建て直すのが山下氏の進むべき「道」であって、特に大問題になったジェンダーやLGBTQ、スポーツの場での暴力・いじめ問題、更には環境問題への180度の転換は勇気がないとできないですよ。

タイトルは「YAWARA!」の猪熊滋悟郎氏の名セリフ。そう、バルセロナオリンピック無差別級準決勝、柔vsテレシコワ戦の場面です。
山下よ、腐れきったJOCをぶん投げて作り直せ。

かつてあなたは「私の一番の得意技は、大外刈とか内股ではなくて、『開き直り』だ。」といったではありませんか、その言葉がきれいごとだったのか、あなたの生き方そのもの、真実なのか。
山下氏もまた稲盛和夫氏のフィロソフィを学んだ盛和塾生だけに、学んだだけで、腹に落ちていないような様に残念。
稲盛和夫氏が高齢の身をもってJAL再建に身を投じ、塾生にフィロソフィを示していたのと天と地の違いなのです。

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