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令和モダンタイムス

このニュースを見ていて、パニクって怪我した方はお気の毒ですが、思い出した映画のシーンがありました。

それはチャップリンの「モダン・タイムス」の一場面

ラインでボルト締め担当だったチャーリーは、同じ流れ作業の繰り返しでおかしくなり、とうとう機械に入り込むという有名なシーンがあります。
その後、結局チャーリーは精神病院送りになってしまうのですが、そこをなんとか退院したチャーリーが街で職探しを行う中、たまたまトラックから落ちた赤旗を拾い、トラックに返そうとするが、いつの間にか後ろにはデモ隊が付き、知らず知らずの内に赤旗をもって先陣を進むチャーリーは、デモのリーダーと間違われて逮捕されるというシーン。(予告編の35秒当たり)

この包丁持っていた人、うつらうつら寝ていたようですが、気がついたら廻りが大パニック状態で、なんのことやらわからない、チャーリーと同じだったんじゃないでしょうか。ほんとお気の毒です。

またこの報道に関して引っかかったことは

1 社内の防犯カメラの強化と有効利用について啓蒙するような動き?

2 刃物を持っていた人は50代の外国籍とみられる男性ということらしいですが、果たして日本人の50代のオッサンが同様の事態になった時、同じようにパニクられるのか?あるいは日本人が得意な排外主義の現れなのか?という疑問が

3 でこの方「勤め先を辞めるから包丁を持ち帰ってきた」とのことですが、自主退職?あるいは解雇?この方の仕事上の立場はどういうものだったのか?再就職先は?という疑問が

ということで、日本に住む海外からの方の問題と、それに対する日本人の本音が垣間見えたような気がして、とても東京って嫌だなとおもったのです。

ちなみに私も時々枝切りばさみを研ぎに、家から金物屋さんにもっていくのですが、その際は物が見えないようにグルグル巻きにします。
またそれもって友人の畑とかに車で行くときも「お巡りさんに停められたらアウトじゃろうな…」と思いつつ持参するのです。
意外と持っている方がドキドキするものなんですがね。


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