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清明
今月の「100分de名著」は「中井久夫スペシャル」。昨日の朝も再放送を見たが3回目「多層的な文化が『病』を包む」というなかなか興味深いものだった。それで実は1回目と2回目があまり見れてなかったので、テキストを手にして読み始めました。
その最初の回に中井氏が務めていた神戸大学医学部附属病院の精神科病棟「清明寮」について少し書かれていた。
この清明寮は「明るく、ゆったりした空間演出」らしく、中井氏の一つの理想の姿が実現していたようだ。
実は私の娘はこの大学の看護師で、当初この「清明寮」に隣接している看護師寮にいました。
勤務先と職住一致という感じで、部屋からナース服で出かけられるし、担当病棟まで徒歩数分ということもあり、朝の出勤、夜勤等でも楽だったように聞いている。この寮への入寮は就職後何年という期限があるので、今は違う所に引越してます。
引っ越しの時に手伝ったが、寮の部屋の窓を開けるとすぐ目の前が精神科の病棟「清明寮」ということで、入寮当時は少し心配したのだが、でも全くそんなことはなく、この「名著」を読みながら随分私は矮小な知識で偏見があったことに気がついた。
「清明」とは七十二候の一つで、春4月の上旬から中旬にあたる。ググると
「清明とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語。花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃」
このことにも中井氏の思いがあるように感じた。
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