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中身はどうでもよい やることに意義

新聞を見て呆れました。この県民会議というもの私は参加していませんが、いつの間にやら県・市がいるので県民税、市民税が支出されているということであれば、私もひと言くらい文句を言っても良いのかな。

言いたいことは3つ。
一つはこのサミットは本当に中身がなかった。広島で「核」についてほとんど語らなかった各国首脳が、それぞれの国に帰ってどう広島の体験を話しているかが5か月たっても聞こえてこない。
つまり広島でやった意味など全く見えないのです。別に広島でやらなくてもよかったじゃないか、そんな思いが生まれるし、さらに言えば広島でやる意義が踏みにじられたとも思っています。

二つ目はこの県民会議のこの事業。
結局中身がなかったサミットだけど、一応足跡はあったよ、ということで5000万円かけて展示するのか…。
今日のタイトル写真のようにベーグルはあっても、広島サミットは中心の空洞部分だったことを誤魔化そうとしているのではないでしょうか。地元紙も国営放送も同じ記事だから、県民会議なるものからのプレス発表記事をそのままコピペしたということでしょう。どっちもどっちですね。

3つ目は県民会議自体の有り様。これはいったいどういう団体だったのか?

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/hiroshima-summit/kenminkaigi-summary.html

なんといっても事務局経費が1億円近い支出ってどういうこと?県民会議の法人格はどうなってのかな?

支出も明細がよくわからないが、入札情報を見ると電通、博報堂、近ツリ、そして後は地元新聞社、放送局、県会議員に近い企業といつものこととはいえ、なんだかゲッソリします。
結局県民会議という美名を使い、集めた金は懐へというわけですか。
中身も無ければ、金の使い方も酷いもので、これが広島サミット、祭りの後の悪者どもの宴ということがわかります。

また、この場所、平和公園がハワイの真珠湾のメモリアルと姉妹協定という振って湧いた話がありますが、忘れてはならないのは奇襲だった(かどうかはわかりませんが)真珠湾は軍施設で、対象は軍人。
一方広島は多くの市民に対する無差別大量殺人であること。
真珠湾は軍と軍なので戦争の要件を満たしていますが、広島の原爆は犯罪以外の何者でもなく、姉妹という同列にはなりえません。
まさに中身はどうでもよく、あるのはサミットの置き土産を誇張したいだけの空虚さだけ。

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