見出し画像

Why Worry ?

昨日も書きましたが、広島市映像文化センターであった「活弁シアター」。コロナ禍や台風来襲で中止ということもありましたが、今年は無事開催。
昨年までは映像文化ライブラリーの席は一席置きでしたが、今回は席を空けず満席でしたから定員の169名くらい入ったのではないでしょうか。

今回も子どもによる「かつべん(活弁)ワークショップ」の発表も3作品あり、なかなかの出来でした。昭和10年代くらいのアニメ2作、スラップスティック1作の3作品を小学生が3人くらいに分かれての活弁。映像を見ながら原稿(台本)も自分たちで考えて書いたようで、感心しました。映像には音楽は乗っていますが、やはり弁士が付くと膨らみが違いますね。

さて今回のメイン、佐々木亜希子弁士は「ロイドの巨人征服」という1時間弱の映画を語られました。映画もストーリーがわかりやすいコメディなのでとても面白かったですが、何か所か工夫されたところもあって、それが気付くように弁士がフォローするのもなつほどでした。

この「ロイドの巨人征服」の原題は「Why Worry ?」ですが、これはロイド演じる主人公は大金持ちなのですが、病気に対して神経質すぎるのがWorryということなんですね。
もちろんコメディの常でハッピーエンドで「Don't Worry !」ということになりますが、そうするとボビー・マクファーリンのこの歌を思い出します。

この唄は1988年の全米ナンバーワン大ヒット。この中に
「Here I give you my phone number,
When you worry call me, I make you happy」

とありますが、これは1971年大ヒット、キャロル・キングの「君の友だち」とも重なります

「And call my name out loud,
Soon you'll hear me knocking at your door」

しかし、キャロル・キングの時は「呼んでくれたら家に行くよ」と、まことに近しい距離感。ボビーの時代は「電話して」
で、今はどうでしょうか?SNSなんでしょうが、今の若い衆は出来るのでしょうね。
でも、私にはかつて(キング、ボビー)のような距離感、関係をSNSで感じることは私には無理。
年とるとそういうことをWorryしちゃうのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?