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AMから環境音楽

ここ10年くらいで変わったな~と思うことの一つにラジオがある。広島のラジオ局はAMはNHK2局と中国放送、FMはNHKとエフエム広島、そしてローカルFM局である。高校の頃まではFMはNHKだけ、ローカルFMも無かったので、中国放送とNHK-FMばかり聞いていたが、それでも深夜になると東京の電波が飛んでくるので、中国放送がまだオールナイトニッポンとかやってない時代は、ザラザラする雑音の中TBSや文化放送、ニッポン放送を聞いていたな、懐かしい。もちろん岩国からのFENも聴いていたのだ。

車で移動中はやはりラジオを流すことも多かったが、地元局はFMも含めてトーク番組ばかりとなり、ほとんど聞かなくなった。「音楽番組」特に私みたいな洋盤が好きで、年配の音楽ファンが聞く放送は、NHK-FMで若干やる位で、皆無、冬の時代でありました。
ところが東日本大震災の頃から少し風向きが変わったように思う。まずはNHKが地元放送局だけでなく、地域外の局も聴けるようにし始め、ラジコの登場で、今は全国の放送局を選択できるようになった。結果的に地元局を聞かないのはあいかわらずですが…。プロ野球シーズンは広島のAM局は夕方から10時位まで野球中継、それ以外も相変わらずのトーク全盛だからな。
つまりダイアル合わせることないから、地元局から流れるCMって私はもう長いこと聞いてないんだな。それどころか、今日のタイトル写真のラジオなんだけど、これは緊急時用に置いてあるだけで、ラジオ番組を聞くのはラジオ(受信機)からじゃなく、スマホからである。車中でもそうなってるな…。

さて、放送局のサイトを見て、お好みになりそうなのをエリアフリー、タイムフリーで聴いてみて「これは」という番組を聞くようになったのだが、全くもって存在も知らなかったAM局だが、いつも感心するのがKBS京都放送であります。

ここはいくつも面白い番組があるが、中で月~水の3日間の夕方5時15分からの15分番組「レコ室からこんにちは」というものがある。これは週替わりで音楽好きな人が局の厖大なレコード室から何らかのテーマで一日三枚、三日で9枚(3日で45分番組になる)掛けるというものだ。いつもユニークな選曲で初めて聞いたというものも多く、勉強になる。

先週の「レコ室からこんにちは」はブライアン・イーノ特集!「えっ、環境音楽(アンビエント)のイーノをAM局で流すことあるんか」と仰天した。
まあ、来月から二か月間京都でブライアン・イーノの展覧会があるのでそのタイミングかとも思うが、広島では絶対ありえない特集だと思う。KBS京都さま、ラジコ様ありがたや。ラジコは一週間聞き逃しを聞けるので、「レコ室からこんにちは」を是非。


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