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セノハチから公共交通機関をのぞくと

当社には東広島から通勤する社員がいるのですが

翌日「大変だったろう」と聞くと「女房に連絡して車で瀬野まで来て貰いました」とのこと。
「代行バスはでなかったの?」と聞くと「そんなのありませんよ」とアッサリ。ひどいもんですね。ニュースなんかで見ると広島から東広島まで新幹線使った人もいるみたい。山陽線とありますが「本線」ですからね、基幹鉄道であるはずなのに。

このセノハチの間を走る路線バスは芸陽バスしかありません。

https://www.geiyo.co.jp/route/pdf/routemap_hiroshima.pdf

結局運行打ち切りにしたわけですから、本来は代行バスや交通手段を提供すべきだったと思います。そもそもJRはバスも持っているわけですから。
恐らく東名阪あたりでこのような事故があったら、間違いなく代行、臨時便はだしているのではないでしょうか。まあJRは金儲け第一主義ですから、芸備線の備後落合あたりも早々に廃線にしたいし、今年7月に大雨被害の美祢線全線と山陰線一部不通の有様です。
これら路線が東名阪の近場だったら、とっくに復旧したと思います。そういう勘繰りも出るように、JR西日本の西中国利用者は物凄く不信感をもっているのではないでしょうか。吉野家の売りは「早い、うまい、安い」でしたが

公共交通機関は「安全運行、定時運行」が売りだったはず。今は台風とかの予想が出ると、早々に計画運休をしますが、かつては公共交通機関が最後まで動くという信頼感もありました。それが…「とまる、やめる、遅れる」なのでしょうか。

とはいえ、今読んでいる本は「逆境路線バス職員日誌 車庫の端から日本をのぞくと」(綿貫渉)ですが、路線バスも相当大変なことが分かりますから、代行バスを出せなんて言うのも至難の業だろうとは思います。どこのバス会社化は書いてありませんが、町田界隈が少し出てくるので、相模原バス・神奈川中央交通・京王バスのいずれかかなと思いますが。
しかし、この本ではバス会社の現場が本当にギリギリの人数で「定時運行」やトラブル対応しながら運行している様がよくわかります。

このなかに「振替輸送で団結力を感じる」という項があります。タイトル写真がそれで、鉄道会社からこんな電話が入ってきます。

「こちら町田鉄道の指令室ですが、先ほど浦沢駅で人身事故が発生しまして、運転再開まで1時間前後かかる見込みです。混雑してしまって申し訳ないですが、振替輸送をお願いします」

まあ町田界隈と想像できるので、鉄道は、JRと小田急線がモデルなのかなと思います。
これは通常路線があるのを増便(臨時便)を出すということなのですが、それでもバスの確保、運転手の確保、残業時間の確認等々てんてこ舞いというのがわかります。それでも…

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