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パン放浪記
私はパンが好きなのは何回もアップしていますが、いわゆる高級食パンには全く興味がなく、フランスパンのような堅いパンが大好き、次いでめったに食べないけれど、ローカルなパンもお好みです。そこに丁度この本が図書館にあったので、借りました。とても面白い本なのですが、中に数県
この本に書いてある店で尾道の向島の住田製パン店さんには2回ほど伺ったことがあり「ねじパン」を近所のサイダーをお供に頂きました。
甘々なのですがサイダーと一緒に食べると美味しかったです。
なお、尾道にちなんで本日のタイトルは「放浪記」をつけていますが、そんなに放浪はしていません。
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住田さんは親父さんが話好きで、小さなパン屋さんでしたが、元気な店。ホームページもにぎやかです。
ついで、先日行った高知は「永野旭堂本店*リンベル」さん。駅の近くなので行こうかと思いましたが、閉店時間ぎりぎりだったので今回は断念。こちらは以前モーニングを頂いた時の写真です。なんかいいんですね。
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そして広島では王道のタカキベーカリー。私の生まれたところ(現会社)の二軒隣は「タカキベーカリー」のパン屋さんでした。太っちょの優しいおばさんが切り盛りして、旦那さんは県庁の職員でしたね。当時(昭和30年代)はこのデニッシュロールの甘々な感じは本当に贅沢に感じていました。本を読んで久々に買い、おやつで食しましたが、本当に懐かしい味でした。
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「地元パン」といえば、本には書いてないですがまさに地元のパン屋さん、塩町の駅前にある小林パン屋さんです。昨年廃線候補路線の旅をしたときに、芸備線から福塩線への乗り換えのために塩町駅で降り、1時間半くらい時間があったので、近所に喫茶店はないかとウロウロしたのですが、日曜ということもあってか、周辺には何もありません。ようやく見つけたのがこちら「小林のパン」さんでした。助かりました。
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駅のベンチで頂きましたが、こちらも甘々で美味しかったです。
先ほど固いパンが好きと書きましたが、時々お取り寄せや旅先でも堅いパンが目に入ると買ってしまいます。
まずは鳥取と岡山の県境「奈義町」にある「タルマーリ」のお取り寄せパン(パンレスキュー)
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何回かこのパンレスキューで頂きましたが、とても面白い味で好きです。多分このパンの対極にあるのが、大手のパンメーカーのパンや高級食パンなのかと思いつつ頂いています。
また、時々世羅の界隈に行った時に買うのが「おへそカフェ&ベーカリー」のパンです。これは道の駅世羅でも売っていますし、広島市内で売っているところもあるので、時々買いますね。
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上は本川町のMISAKI BAKERYのバゲット。
旅先でのパンは高知以外もあります。
本には「ようかんパン」のジャンル(?)に「シベリア」も出ていました。コロナ前によく東京に出張に行っていた時は目黒駅の近くの「玉川屋」さんに行って「バターどら焼き」を土産に買うことがありましたが、ついでに「シベリア」を買うことが多かったですね。「シベリア」はカステラ生地の間に羊羹があるやつですが、あれはパンだったのかな?
4月に横浜に行った報告でも書きましたが、「ブラフベーカリー(Bluff Bakery)」さんのパンは帰りの新幹線で頂きました。本当に美味しい。
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で、先月末に行った神戸の「Pane Ho Maretta」のパン(こちらも報告済み)もまた新幹線で頂きました。タイトル写真のバゲットもそれですが、実にうまい。
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まあトルマーリや、おへそカフェみたいな取り寄せが出来るパン屋さんも増えてきたので、小さな町のパン屋さんにとっては本当に厳しかろうと思います。
この本には広島のパン屋さとして呉の「メロンパン本店」や「福住フライケーキ」ものっていますが、買いに行くほどの距離感でもないんですよね。とにかく徒歩圏内の地元パン頑張れ!本当にそう思います。
最後に本の中に廿日市の津田にある「津保美堂製菓」さんも紹介されていてビックリ。何時も二重焼き目当てで寄っていたのですが、揚げパンもいいのか…。
こんなところまで行っている甲斐さんさすがです。本物のパンライターですわ。
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地域密着の小さな地元パン屋さんは消えつつありますが、同様に消えつつあるなぁと感じているのは、町の「肉屋さん」による揚げ物コロッケ、メンチカツ等々です。
肉を買うのがスーパーの肉コーナーに移り、町の肉屋さんでの購入が減っていることが一番の要因だと思います。
この界隈はかつて徒歩圏内(子どもがおつかいに行ける距離)に4軒のお肉屋さんがありましたが、うち2軒は廃業され、1軒は肉売りだけで揚げ物はありません。かたやスーパーは徒歩圏内に3軒できました。
子どもの頃は町の肉屋さんでコロッケを買うのが(実際は母親に買ってくれとねだるのですが)楽しみでしたが、残り1軒もどうなるのか…。
絶滅する前に今度はもう少し広いエリアで、町の「コロッケ放浪記」を書いてみようかな。
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