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箒の神様の神社

インドの回で、先日は日帰りの四国旅行とアップしましたが、目的は神社の参拝でした。
いつもこの時期に行く神社ですが、1つ目は西条市の「石鎚神社」。もう1つは松山の近くの「高忍日賣神社」です。この二つのはしごは5年くらい続いていますが、時期も毎年同じ時期にいくのでなかなか面白いです。

行きはしまなみ海道経由で車で行きましたが、昨年から帰りも車で帰るのはしんどいので、松山観光港からフェリーで帰るようにしています。以前は一泊してということもしたのですが、それでも行き帰り車の運転があるのは避けられないので、宿泊代とフェリー代を天秤にかけてそうなりました。

今年は少し遅めに出たので、帰りに道後温泉というわけにはいきませんでしたが、来年は朝早く出て温泉~フェリーで行きたいと思います。

石鎚神社は有名な神社で、また何度か石鎚山に登りました。最近は3年前に土小屋から登ったのですが、登山口から3時間弱で登頂できる容易さがありつつ(夏山に限る)、すごく存在感のある山だと思います。今年はまた登りに行けないかな。

この日も山の上の方は少し白くなっていましたが、立派な山だな~としみじみ手を合わせました。
今回は神社でお祓いしていただいただけですが、祖霊社のすぐ横に頂上社の遥拝所がありました。狛犬の後ろの道を少し上がると鳥居があり、その辺り雰囲気が良いのです。

石鎚神社の神様は石鎚大神。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の第2番目の御子、天照大御神の兄になります。

さて二つ目の神社「高忍日賣神社」ですが、こちらをご紹介すると

天照大神の孫である天孫邇邇尊(ににぎのみこと)と、木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)との間に生まれた日子穂穂手見命(ひこほほでみのみこと)と豊玉毘売命(とよたまびめのみこと)とが結婚されてお生まれになったのが日子波限建鵜葺草葺不合命(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)で、初代神武天皇の父君になります。そのご出産が難産でそれを救われたのがこちらの神様、高忍日賣大神(たかおしひめのおおかみ)になります。

ということで「高忍日賣神社」は安産の神様、助産師さんの神様なのだそうですが、こちらも小さな神社ではありますが、雰囲気が良いのです。

伺った時は赤いふわりとした服を羽織った女性が10人くらい境内をお掃除されていました。神主さんに伺うと、助産師の関係の会の方で、この後神事・行事を行うのでその前のご奉仕とのこと。いやなかなかいい雰囲気の境内でした。なるほどこちらは助産師・安産の神様というだけでなく、出産のときに蟹を箒で追い払ったことから「箒の神」でもあるんですね。お詣りの際に箒で掃除をするのに立ち会えたのも何よりのご縁かと。
なにごともその場を清めてはじめるのが大事です。

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