WinslowからSeligman
2017年にジャクソン・ブラウンの来広公演がありました。実は今年も6年ぶりの公演があったのですが、今回は別途用事があり行けませんでした。かわりにこちらで
その2017年の方のライブの後にお土産(?)でタイトル写真にある帽子を買いました。
「Take it Easy」とあって、ルート66のマーク。下には「Winslow,Arizona」とあります。後ろには「Jackson Brown」っていうのも入っています。
この歌の歌詞には“I'm Standing on the Corner in Winslow Arizona" ってありますからね。
さて話は変わりますが、ライブのあったこの2017年、サンフレッチェ広島は前半戦17位で、森保監督がシーズン途中で解任、横内(暫定)、ヨンソンと監督が変わるも、7月・8月と調子が上がらず、もうJ2降格は必至というような年でありました。
私はシーズンパスがあるので、エディオンスタジアムに通いましたが、7月の終わりにサガン戦があり、0-1で負けてもうどん詰まり。無口で下を向きながらトボトボとエディスタから下って帰る人の波の中、「もう二度と来んぞ」という思いになりました。
でも次の試合のアウェイのジュビロ戦で3-2で勝ったこともあり、ホームのガンバ戦に行くことにしました。しかしそのような状態だったので足を運ぶにも勇気が要ります。
でも勝った時に応援するのがファン・サポーターでなく、苦しい時に足を運び、声を出すのがファン・サポーターだとようやく当たり前のことに気が付いたのです。それでも決して試合っぷりも良くない状態でしたし、負けたら腹が立ちますので、お守りがわりに手にしたのが「Take it Easy」の帽子でした。もちろんファン・サポーター以上に選手は苦しんでいるのは間違いなく、せめて自分だけでも平静な気持ちでスタンドから後押ししようとこの時から「Take it Easy」の帽子をかぶり始めました。
その最初の試合、ガンバ戦は後半42分にアンデルソン・ロペスが同点弾を決めて2-2の引き分けでホッとしましたが、その後も必ずしも調子は戻りません。それでもホームには必ず足を運び声を出しました。丁度用事のあったアウェイのヴィッセル戦は劇的なパトリックのゴールで勝利し、残留まであと一歩。ガンバ戦以降は4勝3分け4敗で、ホーム最終戦のFC東京戦を迎えることになりました。そしてその試合2-1で勝利し、J1残留を決めたシーズンでした。
私はこの年色々学びました、そして「Take it Easy」の帽子に助けられました。ジャクソン・ブラウンの歌にも救われた一年だったと思います。
それからは必ずこの帽子をかぶってサンフレッチェ広島の試合を応援しています。J1という最高のプレーヤーの戦いですから、いい時もあれば悪い時もある、勝つ時もあれば負ける時もあります。でもこの帽子をかぶっている限り、勝って喜び、負けても次の試合に希望を持つことができるような気がしています。
先日のエディオンスタジアムでのサンフレッチェ広島最終戦ももちろんこの帽子をかぶっていきました。色々な思い出がよみがえります。それは試合のことだけでなく、その時の心情が思い返され、この帽子をかぶり始めた時のことも思い出しました。
その最終戦は東京の次男夫婦も来て観戦したのですが、新婚旅行土産として帽子も貰いました。それがこちら
そうですルート66なんです「Seligman, Arizona」とあります。どのへんなのだろうとググると
ウィンズローとラスベガスのちょうど中間にある場所でした。次男夫婦は新婚旅行でラスベガスからアンテロープ・キャニオンに行く道中購入したのでしょうか。Seligmanは"Birthplace of Historic Route 66"なんだそうです。
青の「Take it Easy」の帽子にはご苦労様とボチボチお別れして、来シーズンの新スタジアムには赤の帽子で行こうかと思います。
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