山形市のフリースペース見学に行ってきたよ(フリースペース雨やどりさん・フリースクールよつばフリースペースいろはさん)。

 今日はわたしのくらしプロジェクトメンバーの笹じいさん・ミカジュンさんとともに山形市のフリースペース・フリースクールを二か所見学させてもらいました。

 最初に伺ったのは認定特定非営利活動法人発達支援研究センターで主宰しているフリースペース雨やどりさん。こちらは多機能型児童発達支援・放デイ・フリースペース・心理生活相談・若者相談支援拠点・就労継続支援B型事業所・若者サポステ・生活困窮者準備支援など、幅広い活動をされている団体です。平成14年に任意団体として発足して以降、当事者や保護者のニーズにこたえる形で徐々に事業拡大してきたとのこと。活動拠点も自前の物件とのことで羨ましい!フリースペースには今日は2人の若者がメンバーとして参加しており、学生ボランティアの方が対応してくれていました。今現在の悩みや、これからの心配事、いろんな困り感や不安にも対応可能な体制を整えてます。必要な方に必要な支援を。暮らしを様々な角度から専門職やボランティアが支援・伴走できる体制は本当に素晴らしいです。

 また、昨年作成の「やまがた進路選択ナビブック」も頂戴いたしました。山形市からアクセス可能な通信校や高認のことなど、学校になじみづらい子供たちが中3で必要になるであろう情報を網羅した冊子です。本人や保護者にもわかりやすいように工夫してあってとてもいい!助成金を元手に作成したそうですが、こういうものをニーズに応じて資源開発していくスタイルは素晴らしいですね!

とっても読みやすい冊子。もらってきたので、希望があればお見せしますね!
また、発達支援研究センターさんでまだ残部あるそうです。ご希望の方はもらえるようですよ!!

 次に伺ったのはクローバーの会@やまがたで主宰しているフリースクールよつば・フリースペースいろはさん!こちらの代表の樋口愛子さんには一度お会いしたことがありました。5・6年前くらいですがぷらっとほーむの主催でクローバーの会の講演を聞いたことがあったのでした。よつばさんは雨やどりさんから実は近い距離にあって、歩いていくことも可能です。
こちらは樋口さんが平成26年に親の会を立ち上げたことから始まり、平成31年からフリースペース・フリースクールを立ち上げました。こちらは当事者がスタッフになったり、自助グループである親の会を積極的に実施することで「専門職による指導的な関係・上下の関係」にならないようにされていると話されていることがとても印象に残りました。それは当事者である樋口さんならではの発想だと思いますし、課題に直面したときに支援機関がどう動くべきか、伴走するとはどういうことかを考えさせられる言葉でした。
 建物は借家とのことで、昭和の雰囲気のある民家を改装をほぼせずにそのまま使っているとのことです。しかしながら縁側部分にちょっと一人で過ごせるようなミニスペースがあったり、物置だったスペース?をちょっとした小部屋にして一人でくつろげる場にしたりと、いろいろな工夫が見えました。むしろ僕も隠れ家として訪れたいくらいのくつろぎ感です(笑) こういう場って、建物の持つポテンシャルや人が醸すんですよね。良い空気が流れていてとても気持ちが落ち着く不思議な場でした。
特に親の会立ち上げ支援に関しては、僕がSSWとして関わっている団体にも絡めていきたいところもありまして、今度具体的に最上地域での立ち上げ相談をさせていただくかもしれません!

時間帯でフリースペース・フリースクールときどきフードパントリーや子ども食堂・夜間教室なども実施しています。

 今回は二つの団体に訪問させて頂きましたが、良いなと思ったのはお互いの団体が自分たちの強み(ストレングス)を意識しながら運営しているということ。当事者からすれば「自分に合う」「自分に合いそう」な「場を選択」できるというのが望ましい姿だと思います。最上地域で同じことはできないかもしれないけど、いろんなヒントやエッセンスを頂けたと思います。帰りの車中でも教育の事、育ちの事、これからの日本の将来など盛り上がりながら帰路につきました。

 今後のわたしのくらしプロジェクトの活動にも確実に影響を与えることになる内容の濃い一日でした。認定特定非営利活動法人発達支援研究センター様・クローバーの会@やまがた様本当にありがとうございました!


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