心拍数マネジメントの重要性
心拍数を意識してロードバイクに乗ってみたところ、何故か疲れないのに早く走れるようになりました。
普段走っている約12kmのコースを、まずは数値を特に気にせず普段通りに走ってみた結果が下図です。
平均心拍145bpm、平均ケイデンス79rpmとのことですが、40代のオッサンにしてはハッスルし過ぎかもしれません。
そこで、心拍数が140台になったら130以下ぐらいになるように足を緩めたりギアを調整した結果が下図です。
平均心拍131bpm、平均ケイデンス70rpm。
概ね想定通りに心拍数を落とせましたが、平均時速が4km/hぐらい速くなったのは想定外です。(てっきり平均速度は落ちるものかと)
平均心拍を落とすため、意識的に過剰な脱力をすることを試みたのですがそれが良かったのかもしれません。
筋力を使うと心拍が上がってしまうので、意識的に心拍を下げるには脱力が有効です。
はるか昔ピアノ教室に通っていた時、先生から「もっと力を抜いて!」と耳にタコが出来るほど指導されたことを思い出しながら走りました。
ピアノ教室の経験のお陰で私はそこそこ完全な脱力ができます。
完全に脱力すると少し車体がゆらゆらするので少し怖いかもしれませんが、ツール・ド・フランスなどで一流選手の走りを見てみると「完全に真っ直ぐ」というよりは「若干蛇行気味」に走っているので、車体がゆらゆらするぐらいが脱力の度合いとして丁度よい塩梅なのかもしれません。(落車したり手がハンドルから滑り落ちたりしないように注意する必要がありますが)
また、平均心拍が落ちたことで疲労度が少なくなり後半でタレなくなったことも平均速度が上昇した要因かもしれません。心拍をコントロールして走行後は全然疲れてなくて何なら物足りないぐらいでした。
心拍マネジメントは中々興味深いかもしれません。
余談(自作サイコンを計画中)
余談となりますが、本書で使用しているCYCPLUSのサイコンについて少し補足しておきます。
このサイコンには技適マークが確認できなかったため、電波法的に問題無いのかを販売店に確認中です。
販売店からの回答があるまでは(普通に市販されているモノだし)大丈夫だろうと仮定して使っておき、販売店の回答次第では(電波法上NGだった場合は)今後一切使わないようにする予定です。
なお、電波法的に問題があった場合は分解して部品を合法なモノに換装しつつ、自作のファームウェアで動作するサイコンを作ろうと思っています。
自作サイコンについては以下の記事を読んだところ「自分でも作れそうかな?」という気分になりました。
サイコンを自作するにあたり最大のネックになるのがシェルです。
3Dプリンタだと強度的に問題がありそうだし、かといって金型を作れるほどの経済的な余裕はありません。
そこで、シェルやバッテリーなどについてはCYCPLUSから流用しようと考えています。(無線通信モジュール以外は法的に問題無いものと思われます)
SoCについて、上記の記事ではRaspberryPi Zeroを採用していますが、シェルサイズと消費電力の関係で小型のRP2040を使おうと思っているところです。
サイコンのセンサー(ANT+)については、恐らく以下のチップアンテナ・モジュールでUARTに変換すればRP2040で処理できるものと想定してます。(※未検証です)
LCDについてはCYCPLUSのモノをハックできれば良いのですが、無理そうだったらもっと小型のLCDをシェルの形に加工したアクリル板に貼り付けて使う感じかな…多分。普通に4線SPIとかだったら多分ハックできるのですが、まだ分解していないので何とも言えないところです。
自作ファームウェアは、センサーから拾った時速(km/h)、ケイデンス数(rpm)、心拍数(bpm)の3項目の現在値(RealTime)、平均値(Average)、最大値(Maximum)を表示する簡単なものを想定しています。
電源を入れて左下ボタンで平均値の測定開始&終了(測定中かどうかのアイコン表示が必要かな)という、ゴリラでも簡単に使える親切なUIを想定しています。
もちろん、GPS、データの保存機能、Strava連携などのチャラチャラした機能は一切無く、センサーの値を拾って表示するだけの男前仕様でOKだと思っています。(アクティビティ後にスマホで写真撮影してRuntasticのログに貼れば良いかなと想定)
現状のCYCPLUSのサイコンだと表示切り替えボタンを押してリアルタイム・平均・最大を切り替える必要があるので、私のように心拍数マネジメントで使いたい場合は微妙に不便ですが、自作サイコンならそれが解消されますね。