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「超進化論②」

NHKの超進化論を拝見しました。授業を受けてノートを取るように記録してみました。


全生物200万種

植物40万

昆虫100万種(まだ見つかっていないものもある)

適応能力が高い。

一番最初に空を飛べるようになったのは昆虫だった。

型破りなメカニズムを使った飛び方

昆虫の超進化の鍵は「適応」=アダプト

昆虫は空を飛べることが最大の武器。

鳥の飛び方とは違う様子。
昆虫の9割以上は空を飛ぶ。
開けた場所を飛び高速で空を飛ぶもの=トンボ
カブトムシは羽2枚を鎧にして自分を守った=甲虫

ハチは羽を小さくして小回りが利くようにした。
狭いところでも飛べるようにした。
鳥と比べると体と比べた時に羽がかなり小さい。
これだと普通は飛べない。

ハイスピードカメラでハチが飛ぶシーンを撮影した。
人の瞬き一回の間に27回も羽ばたく。
1秒で185回にものぼる。

根本をちょっとねじって空気の渦を作る。
渦の内側は気圧が下がる。
気圧を下げることで周りと気圧の差を作ることができる。
その気圧差を常に作るためにものすごい速さで羽を動かし続けている。
そのおかげで上向きの飛行ができるようになった。
これで空中にとどまるホバリングができたり、目的の花にランディングできたりする。
→ハチすごい。

3億5千万年前に生物で初めて昆虫が空を飛んだ。鳥よりも早い。
鳥は2億年前に飛行。

4億年前。昆虫の祖先(トビムシに近い)が現れた。
シダの原始的な花粉を食べて歩いて移動していた。
滞空時間を長くすることで生存い有利になっていった。
その中で羽を持つものが出てきた。飛べない昆虫と羽を持つ昆虫の間のことはまだ解明されていない。

「徹底的に自分の居場所を探して適応していく。」

完全変態
卵→芋虫→11ヶ月で蛹→2週間後成虫に完全変態
羽を手に入れてから5000万年後にこのシステムを手に入れた。
これでさらに適応できる範囲を広げていった。

高解像度のCTスキャナーを使って蛹の体の中を撮影。

写真を統合して3Dで蛹の中身を見れるように。
3日目で足、触覚、興奮、脳が発達してきました。
6日ごろに筋肉が出てきて(飛翔筋)その周りに羽ができる。
8日花の蜜を摂取した後消化できる内臓ができる。
9日目に成虫の体ができた。

芋虫からの体の変化が凄まじい。

バッタ・カマキリは小さい頃から成虫と同じ環境
住む環境が限られるため種の数も限られる。

完全変態できると生活範囲がかなり広がる。89万種。
実の中、土の中、朽木の中、葉の中、いろんな場所に住むことができる。
→ライバルがいないところに住むことができる。
ブルーオーシャン。

昆虫は小さいことが強みの一つ。
食べ物も住処も少しで済む。
みんなで資源を分け合える。
→今の人間にはかなり参考になる暮らし方かもしれない。

昆虫は地球に100京匹いる。

9000万年前地下に入って種を増やしたアリ。

大きさ1センチのハキリアリ。
葉を材料にしてキノコを育てる。=農業をしている。

1つの巣に100万匹暮らしている。

○敵から味方を守る係
○葉を切る係
○キノコの世話をする係

社会生活をしている。

サスライアリ
世界で大きな集団を作る。

そこに居候する5mm~1mmの昆虫たち。住処とおこぼれをもらう形でアリと一緒に暮らしている。

アリは家族ごとに異なる匂いを持つ。その匂いで仲間かどうかを判断する。
でも居候の昆虫たちは襲われない。
アリに近づいてアリの表面の匂い物質を気づかれないようにとって自分の体に塗りたくるシロオビアリヅカコオロギ。
アリから餌をもらいます。=片利共生

ミツバアリの巣に適応したのがアリノタカラという昆虫がいる。
目はなく自分ではほとんど移動できない代わりにミツバアリが加えて運んでいく。

アリノタカラは根から蜜を吸える。アリノタカラはお尻から蜜を出せる。ミツバアリはその蜜を食べて生活する。
=絶対相利共生

ミツバアリの女王は外の世界に出てオスと出会うために移動する。その時にアリノタカラを1匹だけ持っていく。まるで嫁入り道具のよう。

強いもの、弱いもの、多いもの、少ないもの
いろんな生き方を受け入れてあるがままに命をつないできている。

昆虫の多様性を生んだ適応能力。
これが地球環境を支えている。

ハナアブは花粉の受粉を助けている。ピレネー山脈を超えて2000kmも移動している。季節に適応して大移動している。移動中に運ぶ花粉の数が多くて、ヨーロッパ中の受粉を手助けしている。
南北の植物たちの遺伝的多様性の確保に大きく貢献している。

シロアリ
ひどい旱魃の年。
シロアリがいる土壌といない土壌では、土壌に含まれる水分率が30%違う。
この違いによってい旱魃の時の幼木の生存率が50%変わってくる。
シロアリがいると地下にトンネルを作る。このトンネルに水分が貯められる。
旱魃の時に水分を出してくれる役割がある。
→自然を回復する力を生態系に与えてくれている。

まだ見つかっていない昆虫がたくさんいる。
毎年2.5%のスピードで昆虫の多様性が失われている。

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すごく面白い内容でした。やっぱり昆虫すごいです。
小さい頃は好きでよく捕まえていたのですが、大人になって距離が出ておりました。
今日の放送を見てとても面白いなと改めて興味が湧いてきました。

昆虫たちの暮らし方は社会の縮図だったり、賢い生き方のコツやヒントを教えてくれている気がします。
人間は本当にポッと出の新人みたいなもの。昔からこの厳しい自然界を生き抜いてきている生き物たちから学ぶことは大いにあると思います。


第3週は微生物の進化の秘密に迫るそうです。来年1月の放送になるそうですがとても楽しみです。

最後までご覧になっていただきありがとうございました!



サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。