前回は442年前
今日は皆既月食と天王星食が同時に見れる珍しい日ですね。
現代の私たちは何が起こるか知っていますし、やがて通常の月に戻ることも知っているので恐れることはありませんが、442年前の1580年に生きていた方々はどのように感じたのでしょうか。
「さっきまで満月だったのに、だんだんと暗くなっていってなんか赤みがかっている。」
「気味が悪い。」
「この世が終わるんじゃないか。」
「何か恐ろしいことが起こるのではないか」と心配された方もいたのではないかと思います。
1580年といえば1582年に本能寺の変が起こる2年前のこと。
織田信長は皆既月食を見てどう感じたのでしょうか。
「今宵の月は様子がおかしい」
「とにかく親方様に報告じゃ」
今宵の月は異常だと騒ぎ立てる家臣たちに「静まれい」と一喝していたのでしょうか。
それとも意外と「まことか…」と織田信長もソワソワしていたりして・・・。でもソワソワしなさそうですね。笑
でもやっぱり、「面白い。たとえ天変地異が起ころうとも、この信長が最後まで見届けてやるわ」とかいってそうですね。
話は変わりますが、知識が人類の共通財産として蓄積されていく現代では自分がその専門家ではなくてもある程度の知識を持つことができます。
これはとてもありがたいことだなと感じます。
昔の人よりも一人ひとりが得られる知識の量はきっと段違いに多くなってきていますよね。
その知識だったり情報をどう活かしていくかがやっぱり大事なんだろうなと月を見ながらしみじみ感じております。
きっとチャンスも昔の人よりも多い現代人。
そして寿命も長い現代人。
先人たちから良い時代に生まれて羨ましいと言われそうですよね。
ありがたい時代に生まれたと捉えて精進していきたいと思います。
寒くなってきたので観測をされている方は暖かくして風邪を引かないようにしてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!
サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。