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対面授業始めました②

前回の授業の続きで、テストまでの4回の授業のうち2回目を実施させていただきました。

今回はまた1人生徒さんが来てくださり、計6人で授業を進めさせていただきました。

前回の内容は「音の性質について」でした。その部分の復習も進めていきました。
「音の性質」が世の中のたくさんのことに生かされて応用されていることを伝えさせていただきました。
今回の単元は「力のはたらき」の部分です。
力については物理分野の内容になるのですが、物理は学問の中で唯一「未来〜過去」まで物体の位置や速さを調べられる学問なので、個人的に面白いなと感じています。

○「力のはたらき」を3つ確認
○「いろいろな力」・・・垂直抗力、弾性力、摩擦力、重力、磁力、電気力の確認
○この世に摩擦力がなかったら?考察
○綱引きの場面を利用して「力のはたらき」「力の向き」「力の大きさ」を確認
○押す時には、押したものからも同じ力で押されているお話(作用反作用の法則)
○フックの法則の確認と計算問題
○バネの計算問題のコツはバネを1cm伸ばすには何N必要か?
○力の矢印の作図
○重さと質量の違い、月面上での質量と重力
○地球上で一番体重が重くなる場所と一番軽くなる場所
○スマートフォンを手のひらで支えて上がる場合と下がる場合を説明
○「2力のつり合い」「バルス」の後のラピュタの上昇について考察

2時間の間、説明をしつつ、生徒さんの意見を引き出すことを念頭に置いていきました。

この世に摩擦力がなかったら?の部分ではいろんな意見が出ました。
○車が止まれない
○歩けない、立てない
○スケートリンクのような状態になる
○ボールが投げられない

などなど面白い意見がたくさん出てきました。摩擦力がなかったら世の中でいろんなことがうまくいかなくなってしまいそうです。
本当に生徒さんの発想は自由で豊かですねー!こういうやりとりをしている時、本当に楽しいです。

「ラピュタは見たことがない」という生徒さんもいたので、説明に用いるか少し迷ったのですが、思い切って下手な絵と共に説明してみました。

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ラピュタの質量を勝手に100万トンだとすると、ラピュタにかかる重力は100億N(ニュートン)です。飛行石が全体を支えながら重力とは反対の方向に同じく100億N(ニュートン)の揚力(上向きの力)があればラピュタが空に静止して浮かんでいるように見えます。(正確には揚力ではないのですが・・・)

でもバルスの後に質量が減って50万トンに減ったとすると、ラピュタにかかる重力は50億N(ニュートン)になります。飛行石の上向きの力が変わらなければ、50億N(ニュートン)上向きの力が上回るので上に上がっていくことになります。(すごいスピードかもしれません。笑)

こんな説明をしました。かなりざっくりとしていてツッコミどころは満載なのですが、バルスの呪文をパズーとシータが唱えた後、ラピュタが上昇していくのはおそらくこのような背景があると考えていると伝えさせていただきました。
(ラピュタのエンディングではラピュタ自体が宇宙に行きそうになっていますよね。なぜか上下しているのですが・・・。)
金曜ロードショーで「天空の城 ラピュタ」が放送される時には思い出してくれると思います。

同じような理屈で、手のひらの上にスマホを乗せて「静止」、「上昇」、「下降」する時の説明をクイズ形式で行っていきました。
上昇の時は「スマホが天に召されていくように」と説明したり、
下降の時は「スマホが降臨するように」と説明したりして小さい小さい笑いが取れました。笑

こんな話をしながら「理科の内容」と「実際の生活」や「その中で見たもの」を結びつけていきます。結びつけば結構理科って楽しかったり面白いと個人的には思っています。

楽しさを感じたり、面白くなれば、理科に興味が持てるきっかけになるかなと考えています。

少しでも多くの「わかると楽しい!」を引き出していきたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました。




サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。