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中秋の名月
今夜は晴れた夜空に綺麗な満月が輝いています。
十五夜の夜ということで団子を食べたり、すすきを飾ったり、お月見バーガーを食べたりと楽しまれた方もいらっしゃるかもしれません。
湿度が低めで大気中に含まれる水蒸気の量が少ないことが綺麗な月を見られる理由の一つのようです。
水分が多いとその水分に光が当たり、分散することでくっきりと見えなくなってしまうことがあります。
また、秋は月の高度がそこまで高くないことから観察しやすいようです。
太陽は夏だと南中高度が高くなりますが、月は夏だと南中高度が低くなります。
月の南中高度が低いと地表付近のちり等に当たって綺麗にみることが難しくなります。
太陽は冬だと南中高度が低くなりますが、月は南中高度が高くなります。
低すぎても綺麗に観察できず、高すぎると観察するのが大変という理由で、最も綺麗に見えるのが秋の時期だそうです。ちょうどいいんですね。
高度で言えば春もいい感じだとは思うのですが、気圧配置の関係で黄砂が飛んできたり、花粉もありますのでやっぱり秋のこの時期が良さそうです。
キャンプで月を眺めるには秋がいいかもしれません。
冬のキャンプは寝っ転がって空を見上げるのが楽かもしれません。
1時間で15°動く月、いつも間にか異なる場所に動いていますよね。
(360° ÷ 24時間 = 15°)
夕方には低い位置にあった月が今では高い位置に動いています。
地球が自転しているが故にこのように見えると私たちは理解していますが、江戸時代以前の人々は動く月を見て何を想っていたのでしょうか?
気になりますし、昔も人たちも見ていたんだろうなと思うと何か不思議な感覚になります。
せっかくなので、もう少しだけ月を眺めてから寝たいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。