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リメンバー・ミー

1年に1度だけ死者の魂を現世に迎えるメキシコの祝日“死者の日”(日本でいうお盆)を題材にした、笑いと感動のファンタジーアドベンチャー。

天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。

ミゲルはある日、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。

ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。

家族って温かくて、優しくて、時々面倒で、でもやっぱありがたいものだなと感じることができる作品になっています。

作中で、主人公のミゲルという少年がファミリーの決まりとして音楽を禁じられています。でも本人は音楽が大好き。「掟」に縛られる感じが苦しそうで辛そうです。大人が子どもの可能性を狭めてしまっていることって多々あるんだろうなと感じるシーンです。でもそれは家族仲良くいたいという願いがあってのことなのですが・・・。

死者の世界にいき、先祖たちと話をするシーンがあります。ファミリーの一員として温かく先祖がミゲルを迎えるシーンも印象的です。
先祖の方たちと話せたら、どんなことを話そうかなと想像してしまいます。
楽しそうだとは思いませんか??

死者の国では忘れ去られて、覚えててくれている人がいなくなって、生きてた頃の思い出が人々の心の中から消えてしまうと二度目の死を迎えます。
「誰しもが迎える瞬間」という台詞が印象的でした。

死んだ時に何を持っていけるのか。思い出ぐらいなのでしょうか。思い出も持っていけないのかな。

何が残せるのか。お金?思い出?人?

「財を残すは下、事業を残すは中、人を残すは上なり。されど、財なさずんば事業保ち難く、事業なくんば人育ち難し。」

お金よりも事業よりも人を残したい。今の自分はそんな風に思っています。
でも財がなければ事業が継続しづらい。事業がなければ人が育ちづらい。

どうやってやりたいことを実現して現実のものとしていくか。

頭が擦り切れるほど考えてみたいと思います。




それにしても「リメンバー・ミー」めちゃめちゃいい話でした。

家族に会いたくなる作品でした。


読んでいただいてありがとうございました。

サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。