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Just do it!

◍ 春親ブタにとっても子ブタにとっても気持ちのいい春、出産の季節です。県畜産試験場生まれの茶色(デュロック種)のお母さんブタは4回目の出産。出産の兆候が分からず、カラスに赤ちゃんを全部食べられたこともあったりで、子育ては2回目。おデブだからなのか、出産のときに赤ちゃんブタを敷きつぶして3匹育てています。

我が家で生まれ育った茶黒のお母さんは、前回も11匹育て、今回も1匹も敷きつぶさずに出産を終えました。2~3ヵ月の子育ての間に子ブタたちにおっぱいを飲み絞られ、シュッとしたスタイルなこともあり、子ブタを下敷きにしそうになったら、子ブタの叫び声でサッと起き上がります。このまま子ブタたちが元気に育ってくれますように。

▤ Just do it!

『ハイパフォーマー思考』を共著された増子祐介さんは、会社・組織などからの依頼を受け、そのチームで、継続的かつ安定的に成果をあげていて、なおかつ人物的にもロールモデルたりうる優秀人材にインタビューし、優秀人材たらしめている要素を徹底的に因数分解し、言語化する「ハイパフォーマー分析」を行い、分析した「思考・行動様式」を共有することでメンバーの変容を促し、チームの成長を図ることを仕事にされています。

本の中で増子さんは、国籍や職種に関係なく「トップクリエイターの『能力』も因数分解することは可能で、その8割は普通の人がまねできる内容である」(『知識・スキル』よりも)成果に影響を与える7つの『思考・行動様式』が存在するとおっしゃっています。

①  「なんとかなる」と思ってやってみる
②  柔軟に方向転換する
③  自分とは異なる価値観や文化を認め、受けいれる
④  仕事を「プレイ」する
⑤  常に学び続ける
⑥  人との縁を大切にする
⑦  物事を斜めから見る

出典:『ハイパフォーマー思考 高い成果を出し続ける人に共通する7つの思考・行動様式』 
増子祐介・増村岳史/著

7つの『思考・行動様式』は仕事の成果だけでなく、人生の幸福度にも効果があると感じます。我が家の小学生から高校生の子どもたち、親としては、大人として予測しきれない未来を幸せに生き抜くためのスキルを身につけさせたいと思いながら暮らしています。

今子どもたちにしてほしいのは「やってみないと分からない」と思ってやってみる、やってみて「どうにかする」「どうにかなる」体験です。高校生の息子は昨年から興味のある大学のオープンキャンパスに一人旅。初めは、交通機関やホテルの予約も私が段取りしていましたが、2回目は自分でチケットを買って行っていました。1回目のとき、夜のフェリーで最寄りの港で降りず終点まで。港で夜を過ごし、朝イチのフェリーで帰ってきたのも、私の思惑どおり。どんなに気をつけていても、予定どおりにいかないこともあるなか、どうにかなったり、どうにかしたこと、知らない人に助けを求めたり助けられた体験をたくさん積み重ねて、初めてのことにも挑戦する勇気を持ってほしいです。

スポーツをしている娘は迎えの車が空いていないとき、私と少しアップダウンのある隣町から自転車で帰ってきました。自転車で帰る提案をしたとき、泣きながら嫌がっていたのに、自転車で家にたどり着いたら、「思ったより楽だったー!」と笑顔。

哲学者の岸見一郎さんもラジオのなかで、「やってみないと分からないことが世の中にはたくさんある。人は、なにかの理由をつけて「しないでおこう」と決心しやすい。失敗するかもしれなくても挑戦し、失敗してもそこから学べることは多いでしょ。むしろ失敗しないで成功したときはあまり学べない。失敗した時ほど学べることが多いのであれば、失敗することを前提として挑戦する。人からどう見られるか気にしないで(課題に)挑戦する勇気を持とう。まずは自分が挑戦する人になれば、それを見た人も挑戦するかもしれない。「臆病も伝染するだけでなく、勇気も伝染する。」と言った意味のことを話されていました。(2024年4月11日JFN公式「ラジオ版学問ノススメ」)

追伸 我が家で生まれたブタのなかから、お母さんブタ候補を選ぶときも、言語化していないけど、いくつかの基準があったります(笑)