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部活動という名の青春白書 Stand by me , For the club of Activity with my friends

#部活動の思い出が 、今回の日刊かきあつめのテーマでございます。

私鈴きのは中学生時代は万年補欠幽霊部員として水泳部に所属していた。屋外プールなので冬は泳げない。専ら筋トレ、マラソンという名の強歩。私は勝手に週休3日にしてサボっていたが怒られなかった弱小部。確か1人だけ全国大会出場強豪の後輩がいたのだが彼女は練習には殆ど姿を現さなかった。強豪スポーツクラブの方の練習に参加していたからである。(確かイトマンさんの所属だったと記憶している。)

弱小水泳部の最重要ミッションはプール掃除だった。GWが明けるとすぐ泳ぐにはちと肌寒い中、プールの水を抜いて底にこびり付いた緑色のヘドロを洗い流す恒例行事が毎年敢行される。この水泳部の部活動によって夏の体育の時間に学校の生徒達全員が真っ青なプールにアリツケルのである。何という慈善事業なのだろうか?もしかしてその為にあったのか水泳部!?いやいやまさか決してそんな事は・・無い筈ではあるが。。

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高校時代はフランス語研究会に所属していたが暇だったので途中、英語劇部に入ろうかと思って見学に行ってみた。皆どうぞどうぞと明るく誘ってくれるものでついつい・・。しかし全国区に食い込む強豪校だった為、ハマったら怖そうと思ってしまい入部は諦めた。笑顔から一転、本番前に青い顔をして復唱を繰り返す集団の一員にはなりたくなかったシニカルな私である。未だ大学受験も残っていたし自分の人生をもそっと堅実に進めたかったのだ・・。(英語劇部の皆さん言いたい放題でスミません!)私の通っていた高校は公立だが語学学習に特化した教育を目指す新設校だった。高校生の分際で第2外国語が選択出来る仕組み。フランス本国からきちんとフランス人の先生が派遣されていた。当時、アニエスbが流行っていたのだが、そのパリジェンヌの先生の着こなしのあまりのオシャレさに感激しておりましたよ。日本ではお目にかかれませぬ。。美人な先生だったんですよおお。鈴きの相変わらずのおバカっぷりを発揮しておりまするが。。)

大学に入ると放送研究会に入った。高校時代の汚名を払拭するべく・・本当は演劇部に入るつもりだった。受験勉強がないから時間はたっぷりあるし夢中になってもいいからである。しかーしっ!部員が5人しかいないし・・こっちの部の方が流行ってるよ!と半ば半強制的誘導尋問を受ける。

勧誘してくれた先輩にラケルでオムライス奢って頂きましたよ!卒業生の就職先はテレビやラジオのアナウンサー、ディレクター、プロデューサー、ディスクジョッキー、声優、はたまたスポーツ紙の記者など手前味噌な話で恐縮だが、結構層が厚かったのである。

特長として、とにかく先輩の話が面白い。彼ら彼女らは芸達者を気取り、必ず話にオチを付けて返してくれる。笑いが止まらない。また人間の深みみたいな話にも強かった。そのへんのケバだった畳の敷かれたやっすい居酒屋にしか行かないのだが、笑いやオチをとる事にドアホなくらいに生命を懸けており誠に真摯な姿勢なのだ、人とコミュニケーションをとる事に関して。なんびとたりともつまらない!とは言わせねえ!的な発想なのだ。と書いたら誇張し過ぎだろうか?

私は10代から一家離散に近い形で育った家庭だったので、こうゆうあったかくて毎日通えるコミュニティは有り難くて涙が出た。(わざわざ放研を選ぶくらいだから自分ん家もまあまあマスコミエリート家庭ではあった。。でも人に冷たい家だなって悩んだ時期はあったのだ。)

サークルの仲間はまるで家族みたいだった。誰1人として会話に入れないなんて事はないし、仲間ハズレなんて出ないし。ひたすらコント?ラジオドラマ?番組制作に於いてレベルを上げる事しか考えていない。(従って部内恋愛なんて二の次だし、ビバヒルみたいに誰それが付き合った別れたに関しても寛容だった。それより無粋な対応の方が格好悪い風習が存在していた。)

途中、隣のバンドサークルの彼氏にうつつを抜かしてやめちゃおうかと悩んだ時期もあったのだが幸い同期に恵まれて無事卒業出来た。

こんな私でも、仲間が友達が人生の1番の宝物です!友達の代わりに命を張ったっていい!と語れるくらい、面白い学生時代だったし、人間的にも大きく成長出来た。貴重な思い出だと自負している。

でも笑えるかな?社会人になると結婚して家庭を持ったり地方へ帰ったりと段々疎遠になり、今では殆ど連絡をとらなくなり会合すら開かれてい無い様だ。その方が最早居心地が良い。私の友達は宝物とゆうあの意気込みは一体どこへ消えてしまったのだろうか?

でも人生そんなものだと思っている。フレキシブルに人生は回るのだ。人間は日々変化していく。その方が粋な筈だ。性別オンナの鈴きのだが、大人のおっさんみたいな感覚に近いか?(鈴きのの外見に比して中身おっさんは自称他称なもので。。)

また皆に会えるかな。皆元気かな。ふとたまに思い出す。すると目頭がじーんと熱くなりり、そしていつもほんわかした気持ちにさせてくれる。

友よいつまでもそばにいて。。Stand by me...

※追記:

余談だが、オムライスを奢ってくれた先輩のうちの1人はその後 TOKYOFMラジオ局に入社し番組を持つくらいの売れっ子になった。しかし30代半ばで急逝してしまった。ある朝起きたら冷たくなっていたそうで・・巷でも話題になった。親交深かったと言う氣志團 の綾小路さんが追悼ツイートして下さいました。

→原作はスティーブン・キングの自伝、タイトルと同じ名の主題歌はジョン・レノン作曲、ベンEキングが歌う「スタンドバイミー」。 故リバー・フェニックス出世作である。(弟のホアキン・フェニックスが2019年に「ジョーカー」でアカデミー主演男優賞を受賞した際のスピーチで早逝したお兄さんの話をしていたのは印象的。)立場は違うが青春時代の友情物語の名作として、思わずコチラを連想してしまった。

じわわわ〜🥺

Text by: SuzukinoAyako  鈴きの彩子

編集:彩音 →


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