見出し画像

『ボーイスカウト育成会② コミセン出店ログ2023 〜いよいよ開店編〜』


このログは・・・

右も左もわからないまま地元ボーイスカウトの団の育成会長に就任してしまい、前回お手伝いだったボーイスカウトのコミュニティーセンター祭りに焼き鳥販売の出店ですが、今回は私が仕切って出店となりました。
資料らしいものも無く、手探りでの出店で色々大変でしたが、同じような境遇の方のために記録を残そうと思い、このnoteを書いている次第です。

事前準備は編はコチラ

コミセン出店1日目

出店準備

前夜から降り始めて、9時に会場入りした時もまだ止まず。
雨の中、コミセン側が前日に立ててくれていたテントに資材を搬入、お手伝いいただく保護者の方などに集まってもらい、手順書を渡しながらみなさんに説明。
業務の分担はあえてコチラから決めず、みなさんで話し合って決めてもらうと、スムーズに販売&テントの準備をする班と焼き鳥を解凍など後方支援の班のメンバー分けが決まりました。
その後、会場となるコミセン担当者からゴミの事や、ガスコンロの事などの説明を受け、テントの準備と焼き鳥解凍の準備を並行して進めます。
炭を扱うのは、火の扱いに慣れていると思われる団のOBの方にお願いしました。
ここで大切なのは、手順などは指示をしっかりすること。
そうしないと手伝ってくれる方が勝手に解釈して回りの方に伝えてしまいトラぶるので、理解してもらえるまでキチンと説明することが大事です。また、お借りする調理室の備品を勝手に使用したりする人が出てくる可能性もあるので、その辺も伝える必要があります。

焼鳥の出店は着火が命!

ボーイスカウトOBの方に炭の着火をお願いしていたのですがかなり苦労されていました。着火剤や細い薪なども用意していたのですがなかなか点かない。原因は炭を大きいまま着火させようとしていて、中まで温度が上がらないことが原因のようでした。私が炭を付ける場合は、床の養生用にまず広げた新聞紙の上に炭を置き、炭ばさみの先で強くたたき割り、肉団子程度の大きさの炭にしたものを5~6個用意して、焼き台の底に着火剤を置きその上に炭を置いて点火。うちわなどでガンガン扇ぐと炭の温度がどんどん上がり、団子状の炭全体が燃えるようになりますので、そしたらもう少し大きい団子状の炭を足していき、焼き台全体に炭が燃えるようにします。
炎の色がきれいなオレンジ色だと温度が低いので、どんどん空気を入れてオレンジがだんだん明るく・白っぽくなってくるまで扇ぎます。
備長炭などの高級な炭は適度な大きさなので火も点きやすいですが、ホームセンターで売っているそれなりの炭は手のひらほどの大きさの炭などもあり、そのままのサイズで火を点けるのは大変ですからかならず細かくして使うことをお勧めします。
※着火の時に、新聞紙を丸めて入れる人もいますが、あれは灰が飛び散ってしまうので、食品を焼く時には不向きだと思います。また、その状態で煽ると火のついた新聞紙が飛んでいく可能性がありますから、新聞紙は使わず、着火剤を使う事をお薦めします。
テントのお店作りはテーブル設置などの出店準備に20分。焼き台をセットしたら15分程度で焼き鳥が焼ける程度の火が起きると良いのですが、今回は開店ギリギリになってしまいました。

テントのレイアウトについて

テント内は主に『焼き』と『販売』の2手に分かれます。 開店直後は焼き台に炭が満たされていませんので、別で炭を起こす必要があったのですが、この日は朝からの雨でテント外での作業ができず、炭を起こすのも中でやらなければならず、テント内は人だらけ。
この日お借りした3台のテーブルのうち、販売用はチェック柄のビニール製のテーブルクロスを敷きました。やはり長テーブルだと視覚的に味気なかったのですが、かなり改善された印象になりました。

焼き~販売までのフロー

お客さんはその場で食べる方と、持ち帰る方がいますので、注文を聞く際に確認します。
お客さんの前に置く焼き鳥が載った皿は1~2本をすぐ食べる人に販売するようにして、パッキング担当の方が用意すると、焼き方担当は販売に関与せずに済みました。
4本以上をまとめて買う方の場合、紙コップには入りませんのでフードパックに入れますが、フードパック同士がくっついているので1枚はがすのがなかなか大変です。そこで、パッキングの方に1枚用意してもらいテーブルに置いてもらったら、そこに焼き方が焼き台前の皿の焼き鳥を入れ、パッキンク担当が輪ゴム止め~レジ袋入れをしてお客さんに渡す事にしました。
その間にレジ係りの方はお客さんと会計を済ませるとスムーズな流れができ、焼き方としても減った串を追加で焼かなければいけない事がわかりました。

■焼き鳥販売のスキーム
1.焼き方は解凍した焼き鳥を焼き台で焼く
2.焼けたら焼き方①の前の皿か、お客さん前の皿に置く
3-1(1~3本で今すぐ食べる場合)
  <パッキング係>お客さんの前の皿の焼き鳥を紙コップに入れる
  <レジ係> お金を預かり、お釣りと商品を渡す
3-2(4本以上の場合)
  <パッキング係>フードパックを用意し、焼き方①に渡す
  <焼き方①>自分の前の皿から注文の商品をフードパックに入れる
  <パッキング係>輪ゴムとレジ袋の準備~焼き鳥を受け取り包装
  <レジ係> お金を預かり、お釣りと商品を渡す

※フードパックは焼き鳥5本だとちょうどいいサイズです。8本程度はなんとか入りますが、その場合、輪ゴムをしても閉まっていない状態でした。
10本買われた時は5本ずつ2パックにしました。

テント内は焼き手と販売にわかれる
焼き台の下にコンクリートブロックを置かないとテーブルが焼けるので注意

焼鳥はタレが命!

スーパーで仕入れたタレなので秘伝は何も無いのですが、今回の味は評判が良く、リピートされる方も数多かったので良かったです。
前回の担当の方はスカウトたち子供向けの味付けを意識されて、市販のタレに水あめを足し、水で濃度を薄めた味付けでした。
食べてみると口当たりは優しいのですが、焼き鳥特有のパンチが少ないので少し物足りない印象でした。
そこで、今回はまず市販タレで焼いてみて味見したところ、これだけで十分美味しい印象で、お手伝いいただいているお母さん方からも高評価だったので味を変えずに行くことにしました。
ただ、焼いて行くうちにタレが足りなくなってくるので、途中で5~8%程度の水を加えたところ、味的にはそれほど薄まることもなくタレの粘度が下がり少しサラサラとなって焼きの作業的に扱いやすくなりました。

お金について

出店なので、お金は特に大事です。
本当は手提げ金庫的なものがあったら良いのですが、団の倉庫にも無かったのでたまたま私が取っておいた金属製のクッキーの箱がちょうどいいサイズだったのでそれを使いました。
底にお札がすっぽり入る幅で、フタも付いていたのでバッチリです。
箱の中に500円玉用のコインケースを入れ、500円、100円、50円を10枚~20枚ずつ入れ、10円玉は大量に必要だったので7㎝程度の小さいタッパを別に用意しました。
他に予備で用意した10円玉などは私がポーチに入れて作業していました。
この日、100円玉はここでに収まりきらないほどになったので、それは50枚ずつ紙コップなどに入れ、テープで止めてそれもポーチで保管します。

コインケース
500円玉が10枚ずつ収まる仕切りが付いている

お金は1日2回の集計

販売はレジも使ってないので、何人に何本売ったかもわかりません。
お手伝いしていただく方は12時で交代となるので、このタイミングと閉店時にそれぞれのお金が何枚あるか?を数えて記録しておきました。
合計金額を出そうとすると販売を止める必要も出るので、売りながらある程度の数を把握するにはこの方法で良いかな?と思います。
お釣りの渡し間違いもあるでしょうし、味見したり、焼き損じた串の数は数えていませんから、正確な数字は分かりません。最終的に残っている金額を正解とする考え方です。

焼鳥の解凍方法は

今回は前日からの自然解凍でしたが、会場に入って商品をチェックするとかなり凍っていました。そこで会場側からコンロをお借りして、テント内で用意していた蒸し器を使って解凍をしてから焼くことになりました。
鍋に30本程度入れておよそ10分程度蒸すと焼ける状態まで解凍できました。
焼き鳥を購入した際に同封されていた解凍方法の説明によると、推奨される解凍方法は飲食店などにある大型冷蔵庫での24時間程度かけた解凍でした。
自然解凍は常温の中での解凍なので、あまりお勧めできない方法だそうです。
また、凍ったままの串を焼くと肉汁が出てしまい、固くなるのでそれもお薦めできないとの事でした。
可能なら、飲食店などの冷蔵庫をお借りするのがベストの様です。

午後のシフトはミーティングから

お昼になるとお手伝いいただいている方の交代となります。
午前の方にお金を数えていただきつつ、午後からの方達には資料を見せながら販売と撤収の説明を行います。
ここから参加される方は、仕込みを見ていないのでどういう状態に戻せばよいのか分かりませんから、私の方からゴールを伝え、どういったアプローチで作業するのかはその方に判断していただく事にしました。

午後からの方にも作業手順書を見てもらう

500本が4時間で完売

10時から販売を始めて、お昼過ぎにようやく晴れてきました。
雨なのでお客さんの出足を心配しましたが、途中、集会を開いていたスカウト達も食べに来てくれたりして、オープン直後からほぼ途切れることなく販売し14時には完売。500本を売り切りました。
お祭りの閉会より1時間早い店じまいです。

スカウトたちも来てくれました

雨の撤収作業

雨は上がりましたが周りは濡れているので、できる所まで片づけて車への積込みは日を改めて行う事にしました。
ということで、焼き台の掃除や、食器類の洗浄、飾りつけの撤去をして、荷物をまとめたらこの日の作業は全て終了。
ブルーシートに資材を包み、解散となりました。
翌日はコミセンが休館日なので火曜に資材を積込み、土曜の出店まで車に積みっぱなしにしました。

次回は二日連続でさらに串を増やしての販売となります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?