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姫路に来たら【南風】新潟では食べられないどろ焼きが一瞬で消えた!

毎年恒例、新潟ー関西の帰省旅。
そんな帰省旅の楽しみといえば、住んでいる新潟では味わえない「関西グルメ」です。スー(@bacteria_suzu)です。
本記事にお越しくださりありがとうございます。
地元兵庫にいた時には特別なものに思っていなかった「関西の味」がどうしても恋しくなります。
それにつられて生粋の新潟人である旦那も関西グルメにハマり、むしろ旦那の方が行きたいと提案してきます。
今回は、東京にも出店している言わずと知れた「南風(喃風)」へ行ったときのレビューをまとめていきます。
2年前の夏...、どろ焼き、今度はいつ食べられるかなぁ。

南風といえば【どろ焼き】

関西以外では、熊本、千葉、東京、バンコクに店舗があります。
姫路店を本拠地として、昭和61年にお好み焼き屋さんとして創業されました。
名物の「どろ焼き」は、その後平成11年に新商品として世に出たそうです。
確かに、昔からあるという印象ではなく、私たち関西人にとっても画期的なものが出たというイメージがありました。
「喃風」が私たちの身近に感じるようになったのは、ただのお好み焼き屋さんから「どろ焼き」を提供するファミリー向けのレストランになって行ったからではないでしょうか。
美味しいお好み焼きやたこ焼きは、はっきりいってどこでも食べられます。
新潟からは考えられないですが、お店も多いし、家庭でもみんな上手に作ります。
しかし、この「どろ焼き」だけは「喃風」に行かないと食べられないんです。

お客さんの要望から生まれた【どろ焼き】

ある日お客さんが何気なく放った、
「たこ焼き作られへんか?」
という一言で、「喃風」の歴史が激変したといったも過言ではないでしょう。
当時はお好み焼き屋さんでしたので、メニューにないたこ焼きがどうしても食べたくなった小さい子がいたそうです。
その何気ない一言を聞き流すことなく真剣に答えたいという、熱い信念を持った経営者がいたということです。
しかし、お店にはたこ焼きを作るあの丸く凹んだ鉄板がない!
悩み、考え、・・・そして閃いたのです!

鉄板で焼く丸くない【どろ焼き】

「平らな鉄板で作ってみよう!」
試しに、お好み焼きのタネに卵と出汁を入れどろどろになった生地を平らな鉄板に流し、具材を入れ最後にタコを入れて包み込むように巻いてみました。
無我夢中で作ったそれは、本来のたこ焼きとは似て非なる全く新しいモノでした。
オムレツのような形をしたたこ焼き!?
それを見た先ほどの子供は「たこ焼きと違うー!」とごねたそうです。
しかし、「味は美味しいはずやから食べてみて!」と押す店主。
しぶしぶ食べ始めた子供の「ほんまや!美味しい!」
この言葉につられて周りにいた大人たちも夢中になったといいます。
お好み焼きでもない、たこ焼きでもない、優しい味の奇妙な形の食べ物。
感動したその家族連れが、今度は友達を連れて来店。
こうして口コミでその“たこ焼き”は瞬く間に広まっていき、連日行列ができたそうです。
ここに喃風名物「どろ焼き」が誕生しました。

【どろ焼き】が人々に愛される理由

食べて美味しいのは当たり前ですね。
しかも粉もんのお店はあり余るほどある関西、その地でここまでの爆発的ヒットを出した「どろ焼き」の愛される理由とは?

① 和風味でいただくあっさり味
従来お好み焼きや焼きそばなどのソースものはコッテリ系の代名詞といってもいいくらい、コテコテです。「どろ焼き」はその固定観念を覆す全く違った味です。和風だしがよく合う生地でいくらでも食べられます。
② ふわふわ、とろとろの新食感!
和風味の生地を流すのは、300℃の高温に熱した鉄板です。
具を乗せたら、職人のコテさばきで素早く包み上げていきます。
焼き上がりは、おもてはパリッ、なかはトロッ。お好み焼きでもたこ焼きでももんじゃ焼きでもない、まさに新食感を味わえます。 
③ そのユニークな食べ方とは?
熱々の鉄板に乗っているオムレツのような生地を、スプーンですくって出汁につけて食べる面白さ!そこも魅力のひとつではないでしょうか。
一瞬ひるませ、そして感動させる!巧みですね。


新しい物好き、モノ好きな関西人をも虜にする「どろ焼き」は、お客さんをあっと驚かせたいという経営者の理念にも表れていますね。

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出典:ホットペッパー

そして我が家の【喃風】体験

姫路に住んでいたことのある生粋の新潟人の旦那の要望で、兵庫への帰省途中の昼食が「喃風」に決定!
子供たちは初体験でした。
私たちが行ったのは明石市にある二見店。
〒674-0094兵庫県明石市二見町西二見1667-1

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駐車場も広くて、明石西インターから5分という行きやすいお店でした。
喃風は店舗がフランチャイズでもあるため、店によってメニューや内装などが違います。
基本はもちろん同じですが、個性あるメニューを展開しているお店もあるようです。
平日のお昼時、猛暑で激しく暑かったせいかお店の中は空いていました。
広々とした座敷もあって、小さい子供がいても安心して楽しめます。
目の前の机は鉄板がドーンと広がっているので、火傷にだけは十分注意してくださいね!

鉄板からすぐに消えたどろ焼き

お昼のランチセットを3つと、白ごはんを注文しました。

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焼き物を2つ選べるセットで選んだのは、ミニどろすじこん、ミニ明石風たこ焼き、ミニオム焼きそば、ミニ豚焼きそば。
もうひとつのランチセットは、メインに日替わりのどろもちチーズ。
これにランチの大盛りごはん3つと、普通盛りごはん。
さすがにご飯は残りそうになっていましたが、目の前の鉄板はみるみるキレイになっていきました。
熱々をハフハフ言いながら食べるのが醍醐味ですからね!

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美味しくいただきました。
チーズが意外と美味しかったです。

トッピングがあり過ぎて使えない(笑)

料理が運ばれてくる前は、キレイに並べられたトッピングの数々をどう使おうかワクワクして待っていました。

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しかし、いざ次々にアツアツのどろ焼きがやってくると、もうトッピングのことなんて頭から吹っ飛んでしまっていました。
とにかくハフハフしないと!
その一心で食べる!
2歳児が隣で熱すぎてリバースしようが、水をこぼそうが、ちゃちゃっと処理してまたハフハフ。
あのトッピングはリピーターたちのためのものかもしれませんね。
何回も通って味変したくなった人には嬉しいです。
うちには無縁でした。
旦那はちゃっかり紅生姜をトッピングしていましたが...。

【姫路の喃風】まとめ

喃風を知っている、どろ焼きを知っている、という人にとってはなんでもないレビューですが、知らない人はちょっと食いついて頂けたのではないでしょうか。
粉もんの聖地、関西発祥のどろ焼き。
斬新すぎて抵抗があるかもしれませんが、味は保証します!
そして、想像よりも食感が良くて癖になりますよ。
私はどちらかというと、どろっと系がちょっと苦手です。そんな私でも美味しく抵抗なく頂けました。
まだ食べたことない方はぜひ一度味わってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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