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レース用ギア オープン仕様

ベースは上記noteでご紹介した車体です
これはこれで楽しく走れるのですが、モアパワー・モアスピードの魔力には勝てません

エンジン状態の確認からスタート
限界値ともいえる75cc仕様のエンジン
練習走行や走行会など、それなりに負荷を掛けて走行してきました
各部が限界ギリギリの構成なので、少しだけマージンを取って作っていましたが
今回エンジンを降ろして確認してみたところ、予想以上にダメージも消耗ない状態でした

ウォーターポンプの電動化

水冷エンジンは冷却水をエンジンに送る為にウォーターポンプは必須です
その動力はエンジンに依存する構造になっています
エンジンに依存せず動力を電力で、つまり電動モーターのウォーターポンプにすることで、貴重なエンジンのパワーをロスしないことになります

ウォーターポンプはトヨタ製、つまり車用のポンプを流用しました
水路を作り直して電動ポンプの電気回路を新たに製作します

ECU フルコン化
エンジン制御、いわゆるインジェクションエンジンなので
燃料や点火を司るのはECUになります
今までは純正のECUを使用し、サブコンと呼ばれる装置を割り込ませて
燃料や点火のセッティングをしてきました
今回はECUそのものを交換し、自由にセッティング出来る
いわゆるフルコンを導入してみました

ギア用はおろか、ジョグ用ですらフルコンなど存在しませんが
流用可能なフルコンを探し当てました(質問厳禁です💦)

マフラーにA/Fセンサーを取り付けてリアルタイムで空燃比を監視し
更に適正な空燃比に自動で合わせてくれる優れものです
マップは手動で修正し、より良い状態にすることが出来ます

ブローバイラインの構築
オイルキャッチタンクを設置、というよりもブローバイガス(オイル)をより適正に管理するために作りました
難しい理論はあるのですが、エンジン内部の圧力を適正にするために設置してみました
わずかなロス(抵抗)を軽減出来れば、少しだけエンジンが回るかもしれませんし、、大して変わらないかもしれません💦

50ccスクーター最強コーナリングマシンだと思っていますので
重い車体を前に進められるようにパワーと足回りを強化してみました
ものすごくくだらない挑戦ではありますが、どこまでやれるのかやってみたいと思います
目標は茂原サーキットのレース、S1クラスに出場です
現時点ではとても高いハードルですが、少しづつ進化させていけたらと思いますので生温かく見守っていただけたら幸いでございます
一見おバカな限界挑戦ですが、データ蓄積やノーマルギアへのフィードバックも少なくありませんのでお許しくださいませ

オープン仕様レーサーギア 75cc エンジン
・47φピストン シリンダー 75ccボアアップ
・UA08Jヘッド ウォーターライン加工 吸排気ポート インマニ加工
・キタコ製ハイカムシャフト
・純正スロットルボディ 口径拡大加工
・ウォーターポンプ電動化
・ブローバイライン構築
・フルコン化 aRacer仕様
・ワイドバンドA/Fセンサー
・ガレージバル マフラー ビーノ用加工

車体仕様
・ZZフォーク流用 フロントブレーキディスク化
・フロントフォーク シートパイプ加工
・ステム 突き出し調整加工
・NSY製220φブレーキディスク キャリパーサポート
・ニッシン ブレーキマスターシリンダー
・NHRC製 アドレスV125用リアサス流用

本気でレーサーギアを作りたい方はご相談下さい


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