生徒さんへたった一言「あなたのままでいてください」

こんにちは！

昨日は、家族で蓼科へ行ってきました。

僕は自然が大好きで、ちっちゃいときからいろんな山に登りました。その中でも蓼科、めっちゃ最高！

昨日は登るというより山麓で過ごす、でしたが、すっかり癒されてきました。

さて、自然の中にいると、インスピレーションが冴えてきます。

そのせいか、仕事（僕の場合は教室経営です）についても、どんどん思考が深まっている気がするのです。

その結果・・・

ついに、こう思えるようになってきました。

「人は、伸びなくても伸びても、そのままでOK」

「え？伸びてOKはわかるけど、伸びなくてもOKは間違いでしょ？！」

いえいえ、本当です（笑）

これには、れっきとした考えがあるのです。

人間にはいろんな役割があります。

下で支える人と、上でリードする人。
目立たなくて注意深い人と、積極的で抜けてる人。
芸術好きと、スポーツ好き。
遊び好きと、勉強好き。
宴会好きと、仕事好き。
しっかり者とお調子者・・・

これで世の中、ちょうどいいバランスになるんです。

お互いに、足りないところを補い合って、プラマイゼロ。ちょうどよくなるようにできているのです。

これを「生態系」と言います。

この生態系ですが、みんなが同じように伸びたら、崩壊してしまいます。

たとえば世の中、全員社長になったらどうなるでしょう？

働く人、いなくなりますよね（笑）経済活動、完全ストップです（汗）

だから、みんなを一律に伸ばすなんて、やめた方が良い。

そんなのは、幻想中の幻想です。

でも、今までの教育は、それを真剣に考えてきたのですね。

「できる子になりなさい！」「成績上げなさい！」「積極的になりなさい！」

・・・のように。

ただ、僕の教室は、その真逆なんです。

「明るく元気な子」でなくてもいい。

「成績の良い子」でなくてもいい。

「積極的な子」でなくてもいい。

「できる子」でなくてもいいし「きちんとした子」でなくてもいい。

世界にたったひとりの、

あなたでいてください。

ただ、それだけです。

「それはとても理想的だと思うのですが・・・やはり、今より良くならないと、教育として意味がないと思います」

そうですよね。

ですので、ためしに「あなたのままでいいよ」と、お子様に声をかけてみてください。

今より、きっと良くなります！

それは、自分の中に眠っていた、本当のパワーにアクセスできるようになるから。

今の社会は、

「あなたが、なかなかあなたのままでいられない」

社会。

だからこそ、教育の新たな役割として「他人でない自分を見つけ、深掘りする場所」を、僕は与えたい。

「あなたのままでいい」。

それは、先生方に対しても同じです。

先生も、生徒さんも、保護者さんも、周りの方すべてが、

「あなたでいられる場所」

をつくることが、僕の教室の、最初で最後の挑戦です！