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「知らないことを知るには」をテーマにDVについて学び考えてみた 木曜2限⑪

12月2日の木曜2限「スタディ・スキルズ講座」は、「知らないことを知る」をテーマに、ゲストに「プアンの家」代表の郡司真弓さんを招いて、DVについて話していただき、意見交換した。久しぶりに教室での対面授業に切り替えた授業です。

【1年】◆今回はゲストスピーカーをお招きし、自分の知らないことを学ぶという内容でした。今回は、DVについてでした。この授業で学んだことが3点ありました。授業でのみなさんのご感想と内容が重複してしまう部分もありますが、復習を兼ねて書かせて頂ければと思います。
 1点目は、暴力は、殴る蹴るだけではなく、言葉の攻撃も含まれるということです。暴力と聞き、真っ先に思い浮かぶのは、身体に傷ができるものですが、心が傷ついてしまう言動も暴力に該当することを学びました。
 2点目は、DVの被害者は声を発することが難しい状況にいるということです。不十分な教育を受けてきた方は、自分の主張がなかなかできずにいると学びました。何より驚いたのが、被害者は加害者に追いかけられるから、自分の状況を公にできないし、住民票も移せずにいるということです。この内容は、夫婦間でのお話を例に伺いましたが、男性が女性に暴力をふるい、それから逃げてきた女性が、本日ご講演頂きました郡司さんのいらっしゃる施設で保護されたというものでした。何度か追いかけられていた女性ですが、最終的には包丁を持って追いかけられたそうです。そのような、包丁を持って人を追いかけるという発想が無かった私は、ただただ驚くばかりでした。このお話を伺い、なぜ被害者が逃げ回らなければならないのかと疑問に思いました。
 3点目は、育った環境の影響の大きさです。私は幸運にも、ネグレクトやDVとは縁遠い環境で育ちました。長い間DVや育児放棄が話題にされているのに、被害者が後を絶たないのかを疑問に思っていましたが、これは負の連鎖が起きていることを学びました。子どもの頃に、育児放棄をされたり、親同士がよく喧嘩している環境にいたりすると、その人が大人になり、子どもを持つようになると同じことをしてしまうのだと知りました。また、育った環境によっては、知的障害を患ってしまうこともあることを知りました。
 今回の授業の内容は、私の知らないことばかりで想像を絶する内容が多かったです。私の周りではあまり聞かない内容でしたが、現実社会では起きていることなので、これを機にニュースや新聞などでどのようなことが起きているのか、自分から情報収集し、社会を知っていこうと思いました。
ありがとうございました。

◆本日は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。DVと聞くと叩いたり殴ったりするようなイメージが強かったのですが、今日のお話を聞いて肉体的なダメージだけでなく、精神的なダメージや権力による支配などもDVに値することを学びました。私はDVは自分には無縁だと思っていましたが、4人に1人の方が被害を受けていると聞いて、私が知らなかっただけでDVの問題はとても深刻であることを知りました。また、実際にDVの被害を受けた方の話を聞いてDVは人の人生や精神を狂わすとても悪質なものだと感じました。本日の講義の最後に暴力は絶対にしてはいけないものだという認識を広げていくことが被害を減らすということを郡司さんがおっしゃっていて、私もぜひその認識を広めていけるようになりたいと感じました。まずは身近なところで自分がイライラしたときに人に当たらないようにすることなどから始めていければと思います。

◆今回久々に対面授業ということもあり、新鮮な気持ちで授業を受けることができた。ゲストを招いた授業内容は今回で3回目となるが、やはり自分の知らない世界を知っている人の話はとても考えさせられることが多いなと改めて感じることができ、収穫になった。自分とは関係ない、無縁だと思っていても周りの友達や知り合いにその境遇の人がいるかもしれない。街を歩いていてその方にもしかしたら出会うかもしれない。この場合に自分なら声をどうかけるのか、想像することくらいは授業を通してできたので後は実際に直面した時に行動できるかどうかだなと感じた。普段あまり考えないことについて深く考えられたので郡司さんに感謝したい。今回は本当にありがとうございました。

◆郡司さん、貴重なお話ありがとうございました。
今まで私の周りの人でDVを受けたことがある人もいなかったのであまり深く考えたことのない話題でした。しかし4人に1人が被害を受けたことがあるというお話を聞いて、この先私自身を含め周りで被害者になる人がいてもおかしくないのだと感じ、考えなければいけない身近な問題だと思う機会となりました。今回の講義をきっかけにDVについて考えていきたいと思います。

◆貴重な話ありがとうございました。以前家庭暴力や男女不平等などは多少知っていますが、その中DVというものもあると,もっと詳しく認識しました。DV禁止法の法整備については個人の意見なんですが。授業で言ったように地元の議員に議会で働きをかけることは大切だと思います、一人の意見は相手にしてくれないかもしれませんが、metooのような団体と連携し、法案あるいは条例の作成を促すことができると思います。今の日本社会はいろいろな問題がありますが、民主主義である国だからこそ一人一人の政治参与によってどんどん不備なところを直していけます。

【3年】◆プアンの家に来る方々はそれぞれ抱える問題がDV問題だけでなく、自発的にSOSを出しにくい障害を持つ方、文化的な経験がなく疑問を持てない方、家族、親戚、友達などの助けを求めたり、支えになる人がいない、集団での生活が苦手いう複合的な問題を抱えているということがよく分かりました。プアンの家では短期的な解決でなく、長期にわたって寄り添った解決を目指しているというのが心強さなのだと感じました。DV禁止法ではなく、DV防止法に法律が留まっている点や古くから歴史から残るジェンダー問題など、日本が抱える問題についても理解を深めることができました。また、地域で見守ることが大切であると聞き、視野を広げて周りをよく見ることを心がけようと思いました。お忙しい中、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

◆プアンの家という存在を今回初めて知りました。外国籍の貧しい女性や子供のステップハウスということでステップハウスについても今回初めて聞いたのでとても考えさせられました。
普段あまり生活支援について考える機会がなかったためとても貴重な時間でした。ありがとうございました。

◆第11回の授業ですが、部活の事故により病院に行っており参加できませんでした。
次回よりまたよろしくお願い致します。

◆一般的にDVと聞くと、男性から女性への暴力のイメージが強いですが、現在は、幅広い意味で使われているというのを知ることができました。DV被害を受けている人は、その自覚があまりなくマインドコントロールされてしまうと聞きました。これは加害者側も同様のことなのでしょうか。男女問わず、友人間でもDVというのが存在するのではないかと私は考えました。いじめの問題にも近いように感じますが、認知の差が問題の根本にあるように思います。
今回、お話を伺い、自分に何かできることはないかと考えましたが、法律を改定するのは、一人の力ではどうにもなりません。なので、身近なところで苦しんでいる人に気がつくことができるようにアンテナを張って生活することが、今自分にできる最大限のことではないかと思います。

◆本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございました。私自身DVについてはテレビやドラマだけの知識しかなく、現実に発生しているとはいえ本人が声をあげればよいのではないかと思っていました。しかし、今回の講義を聞き、社会的弱者の方々は声を出さないのではなく、出せない、もしくは出すことを知らないことがあるのを知りました。そのような事情があったというのは、当事者の方々と直接関わりのある郡司様のお話を直接聞けたこと特有のものだと思います。そして、私ももしDV被害に遭っていた人がいれば自分から声をかけるようにしていきたいと思いました。さらにDV防止法については、私もなぜ「防止」なのか前から疑問でした。防止ではなく禁止になれば、暴力がなくなるきっかけになり得、より良い社会になっていくと考えます。そのため、暴力を容認しない社会にすべく、私たちの世代や若い世代が暴力に対する認識を改める時間が必要だと確信しました。重ね重ねになりますが本日は誠にありがとうございました。

◆貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
お話を聞く前、DVは、ドラマや映画でしか感じたことがなく、あまり身近に存在するイメージが湧きませんでした。郡司さんのお話をお聞きして、実はDVに悩んでいる方が身近に存在するかもしれないこと、声を上げられずに耐えている人がいるかもしれないのだということに衝撃を受けました。友人や家族にも共有したいと思いました。
コロナ禍において、在宅の時間が増えて、より家庭内の問題が浮き彫りになったと思います。DVへの理解を深める講座を小中学校でも開くべきだと感じました。特に大人よりも子供の方が、親に逆らえないなどの理由から、声を上げにくいと思うので、小さい頃からのDV講座は必要だと考えます。

【4年】◆今回、郡司さんのお話を聞いて遠いと感じてはいたが実際には身近な問題であるDVについて深く考えるいい機会になりました。本当にありがとうございました。DVには単に物理的に相手を傷つけるということではなく支配するという意味で心理的に苦しめる行為がたくさんあるのだなと理解することができました。被害者本人は逃げ出す能力がない場合があったり、ましてやDVを受けていると認識していない場合もあるとのことで驚きました。そのため周りにいる人間が察知してあげたりすることが大切だと思います。自分らのような一般の人たちがこういった社会問題について認識することが非常に大切だなと感じたので目をつぶらずに理解して向き合っていきたいなと感じました。

◆本日は大変貴重なお話ありがとうございました。
私にとって、DVはありがたいことに本当に無縁なお話であまり多くのことを知りませんでしたが、本日のお話を聞いて、自分の中の理解度が増したように思います。
ジェンダーの事に関してはそのような授業を受講していたので分かることができましたが、DVをなくすためには地域ごとに意識を変えていかなくてはいけないことが重要であることを知れて良かったです。喧嘩がなくなればそれが1番良いことですが、中々なくならないのが事実です。なので、本当に皆さんにまずは意識から変えていってもらいたいなと本日心から思いました。
本当に大変貴重なお話ありがとうございました。

◆本日も授業ありがとうございました。
郡司さんのお話が聞けて大変貴重な経験が出来ました。

◆今回はお忙しい中ありがとうございました。話を聞いて感じたこととして、自分の身の回りでこのような話を聞いたことはないので、自分が置かれている境遇がとても恵まれているということを実感しました。プアンの家を利用している人は両親からの暴力やネグレクト受けたことがある割合が高いですが、自分は両親からそのようなことを受けた記憶がありません。自分が家庭と子供を持った時は絶対にこのようになってはいけないと心に誓いました。
またチェックリストは今後ずっととっておき自分が加害者になっていないか、被害者になっていないかを確認し続けたいと思います。

以上、8日現在、15人。

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