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<いろんな角度からのRebel>なメッセージ。これぞレゲエ、という一枚。Takafin New Album "Reggae Jam Rockaz"


 久々にがっつり関わらせていただいたアルバムが発売になります。
 8/1 発売開始です。
 お知らせしたく記事を書きます。

 僕は、自分自身のソロ活動や自分のバンドの活動、トラック制作などもしていますが、基本的にはメインとしては「サポートキーボード」を仕事をして活動をしています。
 サポートキーボードというのは、一般の方は聞きなれない言葉だと思うのですが、アーティスト(シンガーやバンド)のライブの後ろでキーボードを弾かせていただいたり、アルバムの曲の演奏(レコーディング)をさせてもらったりすることが自分の役割です。

 レコーディングをする場合、そのアルバムの中の何曲かだけ参加させていただく、ということがほとんどなので、そのアルバムのほぼ全ての曲に参加させてもらう・・という機会は、そんなにたくさんあるわけではありません。とても嬉しいことです。
 今までアルバムほぼ全部の曲に参加させてもらったのは、
・今年一緒にUSAツアーに行かせてもらう「Lamp」さん
 ほとんど全てのアルバムのほとんどの曲をキーボードで参加させてもらっています。
・1stアルバムと、昨年最新アルバム「リトルコスモ」に参加させていただいた「千尋」さん
 など・・

 今日、発売になるTakafinさんの最新アルバム「Reggae Jam Rokaz」には久々に、10曲中9曲に参加をさせてもらいました。
キーボード(ピアノ、クラビ、オルガン)や、ブラス、ストリングス、パッドなどの上物、曲によってはベースも(キーボードで)弾かせていただきました。感謝。
 Drummer Kickerman ひろしさんのスタジオ、UCHIBABA ZION STUDIO
 におじゃまさせてもらって演奏したり、曲によっては自分の家でああでもないこうでもない・・と色々演奏して制作の一端を担わせていただきました。

 さて、出来上がったTakafinさんの今回のアルバムを聴いて何より最初に思ったのは「なんてRebelなんだ!」ということです。
 これもどういう意味?と思われる方も多いかもしれないのですが。。
 レゲエの一つの大事な要素である、Rebelなメッセージ。どの曲にもそれが<いろんな角度で>溢れています。
 やはり、基本的には世の中は理不尽なことや、納得できないシステムが多くその中での苦しみが多い。しかしそこに負けてしまうのではなく、明るくポジティブに生きていくにはどうしたら良いのか・・レゲエという音楽をメインに演奏してきて、僕は音楽に関してだけでなく生き方に関するそういう姿勢を体で感じることができたことが、自分にとって何より大きい財産と思っています。
 ちょっとやそっとの世間的重圧?のようなものには負けなくなる強さ・・それはレゲエをやっていたから得られたものかな、とよく思います。
 なのですが、意外と「レゲエってあのほんわかゆったりした感じのやつですよね」とか「夏っぽいですよね」とか言ってもらうことは多くても、そういう<Rebel>なメッセージの部分って案外一般的には知られてないのだな・・とよく思います。
 そういう意味では、この一枚はそういう部分をぜひ知ってほしい・という意味でも、まだレゲエの本当に力強い部分を知らない方に特に聴いてほしいな、と思います。
 この世の中や自分が属してる社会の理不尽さや辛さでくじけてしまいそう・・・ということがある人には(それが全くない大人というのも珍しいとは思うのですが・・)アルバムを通してぜひ聴いてみてほしい一枚です。
 これぞレゲエ・・・そんなアルバムです。レゲエってなんだろう?と思われてる方にもぜひ。きっと勇気づけられると思います。

 ちょっと、Rebelな姿勢ということで思い出した、最近印象的だった一つの話。
 野球のイチローさんがYoutubeでいろんな質問に答えているのを観るのにしばらくハマってたのですが、一つすごく面白いな、と思ったやり取りがありました。
 「イチローさんは自己肯定感の高め方ってどうされてるんですか?」みたいな質問に、(おそらく聴いた側は、イチローはさぞかし、自己肯定感が高いのだろうなぁ、と思ったのだろうと思います)
「え!?自己肯定感ていう言葉が流行ってるってこと自体知らなかったのですが・・僕的には、、自己肯定感って言葉すっごく気持ち悪いです」
 と言ってました(笑)
 「自分で肯定してしまっていいんでしょうか?」
 「僕は、むしろいつもこれでいいのだろうか、というクエスチョン<?>だらけですよ」
 と。
 細かい説明は省きますが、、、なんかイチローさんの言ってることになんだか深く共感しました。
 最後に、インタビューしてた側が、
 「それでは、自己肯定感じゃなくてもいいのですが、何かポジティブな姿勢をいうことでは何かありますか?」的な感じで質問しなおした時に、
イチローが答えていたのが、
「何かができるようになった、とか、そういう<手応え>は感じます。それがすごく好きなんですね。子供の時とか、野球の始めたてはそれの連続だったと思うんです・・。手応えは好きですが、自己肯定というのとは違いますね」
 というようなことを言っていた。
 別のYoutubeでは、「喜びや感動はあったけど、基本的には苦しかった。楽しかったということはない」と言っていた。

 なんかすごくかっこいいな、Rebelだなと思いました。
 生きる、ということ、というか。。

 本当の明るさ、というのは、辛いことがないというのとは全く違う。本当に元気が出るっていうメッセージってそういうものかな、と思います。

 大人なメッセージに溢れたアルバムです。ぜひ!!

 2024.07.27


























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