太陽のように/軽井沢の写真たち
先日、高校時代の友人であるAくんの結婚式に出席するべく軽井沢に行った。
Aくんとは高校の野球部で知り合った。Aくんはエースピッチャー、僕はブルペンキャッチャーだった。高校時代、ブルペンでのウォーミングアップを終えたAくんはマウンドへと走り、僕はベンチに走った。高校卒業後は学部は違えど同じ大学に進学し、大学の卒業旅行にも一緒に行った。僕はその旅費を捻出できず、Aくんに5万円借りた。
「売れたら返してよ!」とAくんは言った。僕はまだ返せていない。
軽井沢の教会で行われた結婚式はとても美しかった。新郎新婦ふたりの内なる輝きが可視化された空間だと思った。予報になかった晴天に恵まれた。結びの記念撮影が終わったタイミングで、やっと少しだけ、Aくんと話すことができた。おめでとう、とまず伝えた。
「あのー、5万円は……ちょっと……すんません……」
「あ、そうじゃん! 売れたら返してよ〜!」
Aくんは笑っていた。新婦さんの表情は分からなかった。直視できなかった。太陽のように眩しかったんだと思う。
つらそうな自撮り
いい木々
丁寧なミニトマト
完璧な山菜天ざる
上から撮ったコーヒー
いい角度
偽物なので無視されている馬
「別荘のホームパーティー」がコンセプトの披露宴会場。新郎新婦の会社の同僚が覇権を握った。余った椅子を机にして肉を2皿食べた
いい天井
おめでとう
大きくて安い水